2013年7月31日水曜日

ニッコウキスゲ(那須)

露に濡れニッコウキスゲの笑む姿   雁宕

HS会の顧問の方から写真を頂く、尾瀬で撮ったニッコウキスゲの中に那須で撮られた写真が添えられていた。好きな花の一つである。

【添削】

●日光黄菅露の雫を零したり   塾長

2013年7月30日火曜日

花便り(江別)

九蓋草囃子太鼓に茶を点てる   雁宕

叔母から茶花(クガイソウ・糊空木)の写真を頂く、「近くの公園での 夏祭りのお囃子が風に乗って聞こえて来ています。」と付け加えられていた。

【添削】

●公園の祭囃子や九蓋草      塾長

2013年7月29日月曜日

百日紅(練馬)

●大暑過ぎ 小雨に映える 花木かな  京助

●炎天の地上花あり百日紅   虚子

●猿滑入道雲が招く花   雁宕

練馬の友人から花便りと俳句を頂く、他に木槿・夾竹桃 の写真も頂く。

【添削】

●猿滑ごくごくごくと水を飲む    塾長

 

2013年7月28日日曜日

「山どん」のオーナー(尾瀬)

年輪を感ずる夏のまたぎかな    雁宕

「お客は殿である」の精神で「山どん」の宿の名前を付けたそうだ、ナレッジ(知識)を多く持ったオーナーであった。そして、応援したくなる方であった。

【添削】

●「山どん」と名づけて宿や尾瀬の夏  塾長

小至仏山(2,162m)

●山頂に夏霧流れ夢叶ふ   雁宕

小至仏山に立つ友人の笑顔である、島根県(浜田市)で田植えで鍛えた足・腰が功を奏したようである。

【添削】

●頂上の殊に山霧山登り   塾長

至仏山(笠ヶ岳との分岐)

霧立ちて悔いを残さず引き返す   雁宕

27日、6:45分に至仏山に入山して3.4Km地点に笠ケ岳との分岐がある、霧が流れるように視界を覆う、疲れも重なってこの地点で6人中4人が引き返す(9:07分)。残る2人は小至仏山の山頂に立つ。

【添削】

●夏霧の流れて早し登山かな   塾長

至仏山(尾瀬ケ原)

●夏靄に眺めて遠し尾瀬ケ原   雁宕

27日の朝7時に鳩待峠から至仏山山頂を目指して入山する、途中大きな岩(グレープフルーツと名付ける)のある場所から山頂と眼下に尾瀬ヶ原を眺めることが出来る。
三脚と電子シャッターで撮影する。

【添削】

●夏霧やはるか遠くに尾瀬ヶ原   塾長

龍金花(尾瀬)

●豪雨止み家族を愛す仲間たち   雁宕

26日~27日に一泊して尾瀬の至仏山に登って来た。帰路、昔世話になったマスターが経営する、片品村近くの国道120号線沿いにある「龍金花」に寄る。奥さんと息子さんも手伝って歓待される。

【添削】

●驟雨止み尾瀬を愛する仲間かな  塾長

2013年7月25日木曜日

20130712美瑛町白金(青い池)

●砂利道を汗が噴き出す青い池   雁宕

旭川空港に向かう途中看板に誘われ白金温泉近くの青い池に寄る、この青さは美瑛川に十勝岳の地下水が混ざり、コロイドという成分ができたためだと考えられているようだ。又、前日叶わなかった「ぜるぶの丘」で冷やしトマトを食べる。そして、全走行距離1,400Kmの旅は終わる。

【添削】

●汗引いて池の青さの美瑛かな  塾長

20130712十勝岳(望岳台)

去る冬に噴煙なびく十勝岳   雁宕

三浦綾子の「泥流地帯」を思い出す、7日に旭川空港に降り立ってその足で十勝岳温泉に浸かり札幌に向かう途中も寄った望岳台である、12日にも凌雲閣(日帰り温泉)の帰りに寄ってしまった。

【添削】

●噴煙の初夏来る十勝岳    塾長



2013年7月24日水曜日

20130711中富良野町営ラベンダー園-1

●丘を越え短い夏のラベンダー  雁宕

リフトで登る下は一面ラベンダー畑であるが、時期が早過ぎた。山頂近くに早咲きのラベンダー畑が有るので、カメラを向ける。7月末には丘一面が紫色に染まる姿は壮観であろう。

【添削】

●一面の丘を敷き詰めラベンダー   塾長

20130711中富良野町営ラベンダー園

●夏に来て富良野を守る十勝岳    雁宕

旭岳から1時間半で中富良野町営ラベンダー園に着く、リフトに乗り小高い丘に登る。そこから見る十勝連峰は素晴らしい眺めであった。友人の案内に感謝する。

【添削】

●夏旅の富良野見下ろす十勝岳   塾長

2013年7月23日火曜日

29139711旭川の夜(みずの)

●生姜味冬を乗り切る中華麺   雁宕

●夕焼けに色紙が語る「みずの」かな  雁宕

友人と向かえる最後の晩に食べたラーメンである。いたってシンプルであるが生姜をすった味は身体が温まり良い余韻を残した。

【添削】

●中華蕎麦夏旅終わる旭川   塾長

20130711常盤公園(白鳥の池)

睡蓮が微笑み迎える散歩旅   雁宕

友人の仕事が終わるまで時間がある、2時間程ホテル近くの常盤公園(旭川)を散策する。ご年輩の方が手を大きく振って歩く姿は逞しい。

【添削】

●睡蓮の微笑みの揺れ旅の朝  塾長

2013年7月22日月曜日

20130711旭岳

●噴煙を上げて眺めるツガザクラ   雁宕

雲上の散歩道を高山植物を眺めながら歩く、途中一面のエゾノツガザクラと噴煙の上がる旭岳を写真に収めることが出来た。

【添削】

●噴煙を真向かいにしてツガザクラ  塾長



20130711旭岳(鏡池)

雪化粧鏡に写る旭岳   雁宕

標高1,600mの姿見駅まで十勝連峰を眺めながらロープウェイで登る。1周1時間コースを鏡池まで足を延ばし幸いにも、雪解けの進む鏡池に写る、旭岳を撮ることが出来た。

【添削】

雪渓の十勝連邦池鏡   塾長

2013年7月21日日曜日

鬼灯祭り-1(深大寺)

鬼灯(ほおずき)と風鈴の音に涼流る  雁宕

深大寺のほおずき祭りで撮った写真である、調布の友人からのメールには「深大寺鬼灯祭りには多くの参拝客が参道に並ぶ鬼灯市で真夏の暑さを忘れ、風鈴の音色と鬼灯を観て涼しさを感じる風流です。」と記されていた。

【添削】

鬼灯の風鈴の揺れありにけり 塾長

鬼灯祭り(深大寺)

夏祭り囃子太鼓が風に乗る   雁宕

昨日は東京ドームの帰り、調布の友人と春日部の友人とで「ほおずき祭り」が行われている深大寺に足を向ける。写真は盆踊りを待つ親子連れである。

【添削】

●ほおずきの祭囃子や深大寺   塾長

都市対抗野球(東京ドーム)

采配を疑い負ける都市対抗  雁宕

昨日は1回戦に勝った日立市を応援に友人二人とドームに行く、投手起用と9回表のノーアウト1塁3塁の攻撃に対して大きな疑問を感じる。
結果は6-7で門真市に負ける。

【添削】

●采配の野球のミスや都市対抗  塾長

20130710銀河の滝(層雲峡)

層雲峡天から降りし滝と雨   雁宕

●雪解けの水嵩増して滝の下  雁宕

知床半島から旭川へ帰る途中、層雲峡に寄る。軽自動車で1,000Kmの走行距離で疲れもピークであった。層雲峡からの帰りは今回の旅行で始めて雨に会う。

【添削】

●ごうごうと層雲峡の雪解水    塾長

2013年7月19日金曜日

向日葵(練馬区)

ひまわりにソフィアの姿目に浮かぶ  雁宕

●うだる日は ひまわり見据え ビール飲み  洋司

練馬の友人からひまわりの写真を頂く、松本の友人はゴッホの絵を連想する、私はソフィア・ローレンがロシアで汽車から降りるマルチェロ・アストロヤンニに会うシーンを思い出す。

【添削】

●ひまわりのチェルノブイリのいのちかな 塾長

20130718きまぐれ(新橋)

暑気払い昔話しに花が咲く   雁宕

昨夜は良妻賢母を持つ二世の先輩(69)と昔し一緒に仕事をした後輩(58)とで新橋で飲む。良き友は笑顔が素晴らしい。

【添削】

●佳き友の笑顔溢れて暑気払い  塾長

20130717都市対抗野球(東京ドーム)

オレンジに染まるドームにかちどきす  雁宕

日立駅の駅長の掛け声で「かちどき号」が水道橋駅に向けて出発する。その光景を目に浮かべ3年連続でドームで応援する。結果はJR東海に2-1で勝利する。

【添削】

●ナイターのオレンジ色に染まりけり 塾長

2013年7月18日木曜日

20130710知床半島(ゴジラ岩観光)

朝霧に黒点合わす親子熊   雁宕

知床に夏を迎える親子熊  雁宕

10日は朝から曇りである、摩周湖・屈斜路湖の見学を諦め知床峠を戻りウトロから出ている観光船で熊の撮影を試みる。舟からの撮影の為三脚は使えず手ブレの酷い写真になってしまった。又、舟も定置網の関係で陸にはあまり近づけない、そして肉眼では熊は黒点にしか見られない。大きい方の写真は友人より拝借する。
尚、この時期の熊はカニ・ヨコエビを食べるそうだ。

【添削】

親子熊黒く小さき船遊び    塾長

20130710知床半島(羅臼)

夏浅し旬の香りのイクラ丼   雁宕

羅臼の「まるみ」に泊まる、夕食はお刺身が中心のバイキングである。先ずはイクラ丼を作る。ここのイクラは粒をテーブルの上から落としても壊れない、活きの良い証拠だそうだ。

【添削】

●夏旅や羅臼の宿のイクラ丼   塾長

2013年7月17日水曜日

20130709知床峠(国後島)

国後の遠く霞し領土見る   雁宕

知床峠の展望台から少し羅臼寄りに車道を歩くと国後島の山が見える。今の時期霞がかかり島全体を見るのは難しいようである。

【添削】

夏霧の国後遥か遥かかな    塾長

20130709知床峠

雪渓の笑顔を見せる羅臼岳   雁宕

ウトロから知床峠へ軽自動車のエンジンが唸りを上げて登る、峠では大阪から来たと言う大きなベンツに乗ったご夫婦と言葉を交わす。写真の後ろが知床半島で一番高い羅臼岳(1,660m)である。

【添削】

●雪渓を背後に高し羅臼岳   塾長

2013年7月16日火曜日

20130709知床五湖

水温む湧水池に長き峰   雁宕

羅臼岳・硫黄岳が見下ろす麓に知床五湖がある。整備された高架木道を1湖の湖畔展望台から連峰を眺める。

【添削】

●知床の連山展望空の夏   塾長

20130709オシンコシンの滝

汗が引き双美の滝に手を上げる   雁宕

知床半島の付け根の斜里の先にオシンコシンの滝がある。「そこにエゾマツの群生するところ」を意味するアイヌ語に由来する。流れが2本になっていることから「双美の滝」とも言われている。平成2年に日本の滝100選に選定された。

【添削】

●蝦夷松の双美の滝の涼しかり   塾長

2013年7月15日月曜日

20130709網走監獄

刑務所の無くなる世にし蝉の声  雁宕

博物館の網走監獄へ寄る、高倉健の「網走番外地」を思い出すが中に入って見学までしたいとは思わなかった。写真は博物館前の受刑者の労働風景と思われる。

【添削】

●網走の役務の像や蝉の声   塾長

20130709サロマ湖展望台-1

汽水湖に帆立漁師の舟を撮る  雁宕

展望台からは米粒程度の漁をする舟である。光学ズーム42倍・デジタルズーム2倍を三脚と電子シャッター(2秒のセルフタイマー)を駆使して撮影に成功する。

【添削】

●サロマ湖の凪いで涼しや帆立漁   塾長

20130709サロマ湖展望台

サロマ湖の眼下に広し夏景色   雁宕

道東旅行の最初の訪問地である、琵琶湖・霞ヶ浦に次いで日本で三番目に広い湖である。又、汽水湖としては最大で、他に浜名湖が有名である。

【添削】

●サロマ湖の眼下に広き涼しかり   塾長

2013年7月14日日曜日

20130708旭川(大黒屋)

友と飲みマトンの肉の暑き夜   雁宕

再会を祝って、行列の出来るお店のジンギスカン鍋を囲み旭川以外では食べられない「大黒屋」でパワーを付ける。生でも食べれる羊肉の厚さには驚く。

【添削】

●友と酌むジンギスカンの夏祭り   塾長

20130708北海道中央霊園

●霞む山旅の安全祈る塔  雁宕

道内にある、唯一の親戚のお墓に7回忌と今回の旅の安全を祈念する。

【添削】

●夏旅や安全祈願の塔ひとつ   塾長

2013年7月13日土曜日

20130707旭川(十勝岳温泉)

温泉(ゆ)に浸かり疲れを癒すなごり雪  雁宕

残雪を眺めて浸かる赤湯あり  雁宕

朝一番の羽田発に乗り、多少遅れて8:30分に旭川航空に着く、早速全行程で使うレンタカーを借りる。その足で事前に調べた「凌雲閣」の湯に浸かった、鉄分を含むこの湯の39℃の浴槽に1時間半浸かった、身体に浸透する温泉であった。この時点では帰りに再び寄るとは知る由も無かった。


【添削】

●残雪を眺めて湯浴ぶ朝曇    塾長

20130707北海道紀行(羽田空港)

●真夏日に富士が見送る北帰行   雁宕

7日の6:40分発(ADO)で旭川空港に向かう、眼下にはスカイツリー・富士山を見る事が出来た。札幌生まれの自分には感無量である。
2句/日の投句を目標にこのブログに投稿する予定である。

【添削】

●旅鞄眼下の富士の盛夏かな   塾長

2013年7月6日土曜日

北海道旅行(旭川~知床半島)

●梅雨明けに知床旅路朝早し  雁宕

明日(7/7)から12日まで旭川から知床、羅臼、摩周湖等へ旭川の友人のアレンジで吟行に出かける。カメラは超望遠・ビデオを持参する、帰ってから写俳の紹介と旅行記の作成が楽しみである。写真は部屋の留守をする鑑賞用の100円鉢達である。

【添削】

●知床の旅情楽しむ夏の旅   塾長

2013年7月5日金曜日

木槿咲く(成増)

●木槿咲き明日は我が身ぞ振り返る   雁宕

今年もまたアパート前に木槿が咲いた、この1年に何人かの先輩を失った。健康には人一倍気を使いたい。

【添削】

●花木槿無常迅速友は逝く    塾長

2013年7月4日木曜日

神流川水辺公園(群馬)

●たんぽぽに群がる蝶の甘い蜜   雁宕

昨日の続きであるが、超望遠でたんぽぽから蜜を吸っている紋白蝶を撮影する。三脚を使う時間が無く、多少手振れが発生してしまった。

【添削】

●たんぽぽのぽぽのあたりの紋白蝶   塾長

2013年7月3日水曜日

神流川水辺公園(群馬県)

渓流に水辺で遊ぶ大型魚   雁宕

今日は毎日飲んでいる満願温泉水を汲みに行く、帰りも定番の白寿の湯に入るが、その前に近くにある「水辺公園」に流れる神流川に寄り30cm以上のマスかヤマメの魚影を見る。次回は竿を持ち込む予定。

【添削】

●合歓の花渓流黒き魚影かな   塾長

深大寺(調布)

●風鈴に腹を突き出す古狸   雁宕

●チリリンにふっとおもわず狸の目  栄吉

「深大寺境内前の茶店を通り過ぎるとチリリンと涼やかな音色で振り向くと愛らしい信楽焼きの狸と目があいました。」とのメールを調布の友人より頂く。

【添削】

●風鈴や信楽焼の大狸    塾長
 

 

 

2013年7月2日火曜日

神代植物園(調布)

● 梅雨晴れの空にたくましバラの花  栄吉
 
今日も神代植物園に散歩に出ましたら、バラ園のバラが満開でした。バラの時期は過ぎた感じですが、まだバラ様の王座は渡さないといっています。 そのバラに俳句を添えたいと思います。

【添削】

●薔薇園の空一枚や力満つ    塾長

 

吉田 類の酒場放浪記

暑気払い雰囲気盗み酒を飲む   雁宕

ようやく夏らしくなって来た、毎週月曜日BS-TBSでPM9:00~タイトルの番組を行っている。この番組を一杯やりながら見て俳句を考えるのも楽しみである。

【添削】

●酒場放浪記を観て暑気祓う   塾長

2013年7月1日月曜日

オオルリ

オオルリの三鳴鳥の音色聞く   雁宕

練馬の友人から、その友人から頂いた鳥の写真を頂く。その中にウグイス・コマドリと三鳴鳥の鳥のオオルリの写真が目に止まった。

【添削】

●大瑠璃や色の深まる鏡池   塾長