神代植物園-1（調布）

●欄干で　羽を休める　コガモかな　　　栄吉

 

●産卵期コガモは何処泳ぎけり　　　雁宕

 

「神代水生植物園を散策中に1mほどの欄干上で羽を休めるコガモが逃げずにじっとしていたのでシャッターを切りました。」とのメールと写真を頂く。

【添削】

●羽休め夏の無念の残り鴨　　　　塾長

 

神代植物園（調布）

●遥かなる 銀河に浮かぶ スイレン花　　栄吉


●池に咲くモネが愛したスイレン花　　　雁宕

今朝神代植物園の池に咲くスイレンの花を撮り、浮かんだ俳句がありますので写真と俳句をご笑覧ください。※　写真は上下反対にして、仰ぎ見る感じにしました。

とのメールを頂く。

【添削】

●睡蓮のモネを送りて沈みけり　　　　塾長

中欧の世界遺産の旅（ブタペスト）

●天を指すブタペストの青き空　　　　雁宕

●いにしえの歴史に遊ぶ夫婦旅　　　栄吉

先週、ハンガリー・チェコ・スロバキア・オーストリアの4ケ国への旅をした友人が写真を持って訪ねて来てくれた。2時間があっと言う間に過ぎた。

【添削】

●初夏のオレンジ屋根のブタペスト　　塾長

自家製ラーメン（成増）

●麺を買いスープを作り梅雨凌ぐ　　雁宕

赤塚植物園の近くに製麺所がある、太さが不揃い（家庭で食すには十分である）の麺を5玉200円で売っている。玉毎に分け冷凍にして1ケ月はもつ、スープはネットで調べ豚挽肉をベースに30食分を作る。そして、手作りの味を堪能する。

【添削】

●手づくりのラーメンスープ梅雨最中　塾長

ツミの子育て（赤塚植物園）

●子育てに勤しむツミに雲の峰　　　　雁宕

今日は赤塚植物園で嬉しいニュースを聞く、前回(5/17)訪れた時は卵を抱えていたが2羽の雛が誕生したと聞く、早速巣に超望遠のコンデジを向けるがこの写真が精一杯であった。親が巣に首を入れて餌を与えていた。

【添削】

●子育てのツミ見えかくれ夏木立　　　塾長

オナガ（赤塚植物園）

●初夏の空オナガの巣ありツミの下　　　雁宕

今日は久しぶりに天気に誘われて赤塚植物園へ行く、目的はツミ（鷹）の撮影であったが水飲み場には降りて来なかった。写真のオナガは天敵（カラス）から巣を守る為、ツミの巣の近くにねぐらを作るそうだ。

【添削】

●初夏の尾長の空のありにけり　　　塾長

ヒマワリ（練馬）

●向日葵の朝から飲みて赤ら顔　　　雁宕

●向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ 　　　北原白秋

先週、練馬の友人から花の写真を数枚頂く、花の名前を添えて頂く為、良い勉強になる。

【添削】

●向日葵やこの道はいつか来た道　　　塾長

尖閣湾（佐渡島）

●尖閣も佐渡と沖縄大違い　　　洙政

●初夏の海尖閣湾の穏やかさ　　　雁宕

横浜に住む友人から絵葉書を頂く「今月の初め、佐渡へ行きました。素朴さが残っていて、良かったです。又、アメリカ人の日蓮宗の信者も多数来てました。」（日蓮は佐渡へ島流しされた）と記されていた。

【添削】

●海凪いで初夏佐渡の尖閣湾 　　　塾長

スイレン（茨城 日立）

●睡蓮や潮風そよぎ海鵜鳴く　　雁宕

NHKのニュースで報じていたスイレンである、塾長が私を含め現役の頃、
泊まった国民宿舎（人気は全国一）を思い出す。

【添削】

●睡蓮を愛でて海あり鵜の岬　　　塾長

都市対抗野球本戦出場決定（東京ドーム）

●感動を求めて通う都市対抗　　　雁宕

今年もまた北関東代表で日立製作所が本戦に出場する。応援席の真ん中で応援する迫力は表現に困るぐらいの感動である。写真は昨年のダッグアウト上で檄を飛ばす中西社長。
(1)日時：2013年7月17日(水)　PM6:00～
(2)場所：東京ドーム

【添削】

●ＢＩ・ＡＩ・ＮＦＨがんばれ水を打つ　　　塾長

萼紫陽花（光が丘公園）

●メモリーに収めて帰る萼紫陽花　　　　雁宕

●紫陽花や　藪を小庭の　別座敷　　　芭蕉
　　　
●紫陽花の　末一色と　なりにけり　　　一茶

今日は都議会選挙の投票日である、投票の後近くの光が丘公園を散策する。

【添削】

●都議選の投票終へて額の花　　　塾長

荒川土手（成増）

●テレコンで焼却炉撮る夏の雲　　　雁宕

昨日歩いた荒川の土手から下流にある焼却炉の煙突を超望遠カメラにテレコンバージョンレンズ(1.7倍)を付けて撮影する、ケラレも出ず安心する。

【添削】
 
 ●焼却炉を真向かいにして雲の峰　　　塾長

祝世界遺産登録（三保松原・富士山）

●世界遺産登録手にす富士の山　　　雁宕

今日は待ちに待った、富士山の世界遺産の登録が確定した。関連して三保の松原も確定した、その近くの旅館の女将が泣いてインタビューに応じていた姿には貰泣きした。祝い事は大勢で分かち合いたい。写真は今年の連休に滅多に拝めない高尾山山頂から撮った富士山の姿である。

【添削】

●戦後レジューム世界遺産の雪解冨士　塾長

荒川の土手-1(成増)

●二人して上げる大凧夏始め　　　　雁宕

お婆さんと子供二人とご夫婦で手製の大凧を上げていた、微笑ましい光景である。
被写体との距離：約500m

【添削】

●夏草の河川大凧絵凧かな　　　塾長

荒川の土手（成増）

●梅雨の間に大凧舞いて追尾する　　　　雁宕

久し振りに朝から良い天気である、自然と超望遠コンデジを持って、昔子供と遊んだ荒川土手まで歩く(往復10,000歩)。そこに、大きな凧を上げている家族にカメラを向ける。このコンデジは被写体を追尾する機能もついている。
写真はトリミング済み。

【添削】

●荒川の土手の上空梅雨の凧　　　塾長

寿毛平（新橋）

●東大に新風煽る梅雨の空　　　雁宕

昨夜はビッグサイトの帰りに東大の特任教授と飲む、スパコン「京」（ケイ）の次の夢を熱っぽく語っている姿には日本の将来を見るようであった。

【添削】

●梅雨空や次期スパコンのプロジェクト　塾長

宝冠弥勒（広隆寺）

●煩悩と闘う日々に桜桃忌　　　　雁宕

誰の為に、誰のお蔭で半世紀以上生きて来れたのか悩む日々である。今日はビッグサイトで行われている設計・製造ソリューション展に東大の特任教授から誘われ見学に行く。

【添削】

●煩悩と闘う日々や桜桃忌　　　　　塾長

超望遠レンズ

●テレ端に超望遠の皐富士　　　雁宕

HS50EXR(本体)＋三脚スライディングプレート6801＋ステップダウンリング(58→55mm)＋TCON-17X（テレコンバージョンレンズ1.7倍)である。この武器を持って北海道旅行に行きたい。理論的には光学ズームで最大71.4倍(42倍×1.7)でデジタルズームで142.8倍になる？？？

【添削】

●ロケットのごときレンズや山開き　　　塾長

The WATAMI（成増）

●夕焼けに息子の行く末祈る夏　　　雁宕

昨夜は次男坊と成増駅北口近くのザ・ワタミで一杯飲む、元気な息子の顔を見ながら飲む酒は最高にうまい。

【添削】

●酌む酒の息子の未来大夕焼　　　塾長

俳句王国(NHK)

●星空を眺めて遠い病かな　　　雁宕

今日はNHKの俳句王国を見る、兼題は「星空」である。毛利さんを迎えての放映であった。昨日のNHKのニュースで紹介されていたが、「フォト俳句」が注目を浴びているようだ。

【添削】
　　
●星空の幾光年のいのちかな　　　塾長

病室からの眺め（光が丘方面）

●梅雨なのに夏日が続き雲流る　　　雁宕

入院初期の天気は夏日であった。空梅雨を心配していたが、台風3号の北上に雨をもたらす。

【添削】

●空梅雨や病窓からの雲流れ　　　塾長

台風3号

●じめじめと台風留まる重き雲　　　　雁宕

空梅雨に心配していたが、やっと梅雨らしくなって来た。秋の収穫を考えると梅雨の時期には雨が降って欲しい。

【添削】

●待ちに待つ梅雨台風の顕るゝ　　　塾長

ワールドカップ出場決定

●小満にワールドカップをハンドする　　　　雁宕

入院したその日に行われたW杯予選
のオーストラリア戦を引き分け、W杯への出場が決まった。

【添削】

●小満やハンドプレーのホイっスル　　　塾長

制限食（糖尿病）

●梅雨空に制限食に腹が鳴る　　　雁宕

入院12日間の食事は2,000
Kカロリー/日である、退院時には1.5Kgスリムになる事が出来た。

【添削】

●梅雨空や制限食の二週間　　　塾長

超望遠カメラ（埼玉病院）

●煙突に望遠当てて夏日撮る　　　雁宕

6/4日から15日まで、経尿道的前立腺切除術と言う病名で国立埼玉病院に入院する。検査結果は癌細胞も発見されず、ほっとする。写真は5階の窓から超望遠コンデジを使って光が丘公園の焼却炉の煙突の先端を撮る。

【添削】

●病窓や夏日の煙突焼却炉　　　塾長

舞岡公園（港南区）

●やせこけて　一茶の句と成り　雨ガエル　

(字余り　6/2 2013年　洙政と記されている。)

●やせ蛙まけるな一茶これにあり　　一茶
 
学生時代(MIT)の友人から、先日の飲み会のお礼の絵葉書と俳句を頂く、律儀な人である。

【添削】

●まけるな一茶はげましの雨蛙　　　塾長

どくだみ（成増）

●どくだみの十薬効きし入院す　　　雁宕

明日から4泊5日で国立埼玉病院に前立腺肥大の2回目の手術で入院をする、暫くブログに投稿出来ないのが残念である。

【添削】
　　
●十薬や手術入院重ねをり　　　塾長

寿毛平（新橋）

●梅雨の間に蕎麦焼酎に宵（酔い）が来る　　　雁宕

先週金曜日(31日)は、学生時代の友人と近況報告会を行う。そして、過去に2回訪れた友人から知床旅行の情報を得る。旭川～知床ドライブはかなりきつい旅行になりそうだ。

【添削】

●焼酎を酌む梅雨のひとやすみかな　　塾長

さつきフェスティバル-1(上野公園)

●盆栽に樹齢を感ず紅皐月　　　　雁宕

盆栽とは緑が基調になると思っていたが、このような紅色の花が咲く盆栽は初めて目にする。

【添削】

●盆栽の命の色や皐月展　　　塾長

東大駒場研究公開

●東大も京（ケイ）を凌駕し次の春　　　雁宕

昨日は東大生産技術研究所の公開日で昔世話になった、加藤千幸教授・畑田特任教授に会いに行く、世界三位に落ちたスーパーコン「京」（富士通）の次の話を聞きに行く。真ん中の加藤教授を中心に2020年には再び世界No.1を目指すそうだ。

【添削】

●蚕豆やスーパーコンに未来あれ　　　塾長

川波（石狩川）

●雪解けの石狩川の川面かな　　　京助

●川波に雪解け水の飛沫（しぶき）かな　　雁宕

旭川の友人からレンズの汚れが気になるが、長時間露光で撮った石狩川の川波の写真を頂く、アートの世界である。

【添削】

●石狩の雪解激つ波の色　　　塾長

さつきフェスティバル（上野公園）

●さつき展造りし人の命みる　　　雁宕

昨日、見学したさつきフェスティバルの展示風景である。1年間手入れをして、この舞台で披露出来る人の苦労が分かる。

【添削】

●日本のいのちを運ぶ皐月展　　　塾長