2010年7月31日土曜日

針治療(金石灘病院)


汗を拭き点を線にて結ぶ針   雁宕

 金石灘の病院に飾ってあった針のポイントの図である、そのポイントの多さに驚く。

【添削】

●汗拭う数多の壺の鍼治療  塾長

2010年7月30日金曜日

箱根桔梗(江別)


命果て箱根桔梗の強さかな   雁宕

 江別の叔母からの茶花である、風で倒れた箱根桔梗の写真を送ってくれた。自然には勝てない花が可愛そうである。

【添削】

●風害の深まなざしや花桔梗  塾長

2010年7月29日木曜日

同窓幹事会(MIT)


夏の夜に変わらぬ友の顔がある    雁宕

 28日は42年前卒業した学校の同窓会の幹事会を行った、一泊旅行(鴨川)の準備である。

【添削】

●夏の夜や一泊旅行の幹事会  塾長

2010年7月28日水曜日

刺身定食(炉端かば)


涼もとめ刺身定食炉端かば   雁宕

 暑い毎日である、会社に行く途中山陰の魚を食べさせてくれる安来に本店のある炉端かばに寄る。

【添削】

●山陰の魚活き活き夏料理  塾長

2010年7月27日火曜日

プーアール茶(大連)


汗を拭き茶道の道のプーアール茶   雁宕

 江別で暮らすお茶の先生の叔母に大連空港でプーアール茶を買って来た。茶道を究める人に中国茶は失礼かと思ったが健康茶として嗜んで頂ければ幸いである。

【添削】

●ペットボトルにプーアール茶を冷やしけり  塾長

2010年7月26日月曜日

姫早百合(守門岳)


登山家の足を留めし姫早百合   雁宕

 HS会の会長から新潟にある守門岳で会員の登山家が撮った写真が送られて来た。登山道に人を迎えるように咲く姫早百合が綺麗である。 

【添削】

●杣道の人を迎えて姫早百合  塾長

2010年7月25日日曜日

CTスキャン(大連)


脊髄とCTスキャンの長い夏   雁宕

 17日に撮った写真である、専門家に見せようか悩んでいる。マッサージ後の腰の状態は良好である。

【添削】

●脊髄のCTスキャンや草いきれ  塾長

新記録(山女)


青もみじ記録更新山女釣り    雁宕

 もみじがにわか雨で青く光っていた、定例化した三依での渓流釣りを試みる。二人で23Cm級の岩魚を二匹、26Cmの山女一匹、15Cmの小さな山女を釣り上げる。久しぶりにリフレッシュ出来た。

【添削】

●尺尾得し山女を笹ににわか雨  塾長

渓流釣り(HS会会長)


●尺ものをさばく山女雷が鳴る   雁宕

 自己新の26Cmのの山女を釣り上げる、会長にさばいて頂き幸せである、しかし遠くで雷が鳴っていた。

【添削】

●遠雷や捌く幸せ尺山女  塾長

2010年7月23日金曜日

uVALUE(国際フォーラム)


五馬力のモーター唸り暑さ飛ぶ    雁宕

 中国の諺に「井戸水を飲む時、その井戸を掘った人の事を思え」がある。暑さで唸るクーラーで涼むが戦後電力の復興に尽力した日立創業者小平波平を忘れてはいけない。

【添削】

●猿橋の波平を訪う鮎の川  塾長

みどりの窓口(マルス)


猛暑日に創業100年マルスかな    雁宕

 今日は国際フォーラムで開催している日立グループ創業100年(uVALUE)を見学する。人気はプロジェクトXで紹介された「みどりの窓口」のマルスの紹介テレビの前は黒山の人であった。

【添削】

●猛暑日のこの木なんのきマルスの立つ 塾長

2010年7月22日木曜日

黄花百合瑞泉(江別)


床の間に目を奪う花もみじ傘   雁宕

 前作の九蓋草(くがいそう)と今回の活花は素晴らしい、写真を開いて思わず声が出てしまった。10KBそこそこの写真(多分携帯のカメラ)である。一眼レフ(D200)で本格的に収めたい被写体である。

【添削】

●黄花百合の瑞泉とかや床の間に 塾長

2010年7月21日水曜日

金石灘(大連)


腰痛の治療求めて歩く夏   雁宕

 病院のある金石灘は中国一のリゾート地だそうだ、近くに奇岩を見る場所があり、馬車・遊覧電車で行くことが出来る。

【添削】

●腰痛の求めて歩く祭りかな  塾長

海鮮料理のレストラン(大連)


平目食べ日本語守る夫婦見る   雁宕

 大連に着いた日に、今回世話になる現地で日本語学校の学長を勤める夫婦と食事をする。スイスホテルから歩いて行く黒いビルであった。

【添削】

●夫婦見て今宵は夏の平目かな 塾長

ラマダホテル(大連駅)


クラッカー息子と眺める暑さかな    雁宕

 日本語学校の先生に挨拶する為、ラマダホテルへ向かう途中運良く結婚式に出会った。息子の結婚式はいつになるのか。

【添削】

●ウエディングドレスに出会うあつさかな  

2010年7月20日火曜日

針治療(大連)


夏に来て(半世紀)使いし腰に針を打つ    雁宕

 CTスキャンの写真を見て、先生から針治療を勧められる。二十数本の針を打つ、刺した瞬間は痛かったが苦あれば楽ありである。

【添削】

●腰溜を使い切つたるあつさかな  塾長

九蓋草(江別の茶室)



茶道の間花穂が伸びる九蓋(くがい)草    雁宕



 江別の叔母からの写真である、眺めているだけで涼しくなる写真である。俳材を送ってくれる叔母に感謝する。


【添削】

●床の間に涼しい茶掛九蓋草  塾長

合歓の木(金石灘駅近く)


合歓の木の花が奏でし君想う     雁宕

合歓咲く七つ下りの茶菓子売り   一茶

象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶの花 芭蕉

 腰痛治療を求めて降りた金石灘駅(中国一のリゾート地)の構内に咲いていた合歓(ねむ)の木の花である。沿線途中の街道にも沢山咲いていた。

【添削】

●満鉄の沿線合歓の花盛り  塾長

2010年7月19日月曜日

新型スカイライナー(成田)


新車両梅雨が明けたら猛暑かな  雁宕

 2泊3日の大連旅行であった、16日の離陸時は梅雨空であったが19日成田に降り立ったら熱気(36.4℃)が襲う。そして、17日にスカイライナーの新型が登場したので、帰りに利用した。

【添削】

●成田空港降り立つデッキのあつさかな 塾長

大連紀行(China Airline)


梅雨の空雲の上から大陸へ   雁宕

 暫らくのご無沙汰です、実は16日から息子に会うのと腰痛の診断の為大連に行って来ました。大連ではブログにアクセス出来ず、失礼したしだいです。

【添削】

●梅雨空の雲を眼下に大連へ  塾長

2010年7月13日火曜日

JR有楽町駅(山の手線)


梅雨空に躍動感ず山手線    雁宕

 朝から雨である、桜田門からのウォーキングをあきらめ山手線で浜松町へ向かう。写真左に写っている建物は国際フォーラムのビルである。

【添削】

●フォーラムのビルはも梅雨の山手線 塾長

2010年7月11日日曜日

参議院選挙(成増)


国政に一票の重さ投じけり   雁宕

 今日は選挙に足を運ぶ、選挙活動をする旭川の友人の顔が浮かぶ。

【添削】

●一票や梅雨の国政重き闇  塾長

2010年7月10日土曜日

京鹿子(江別)


ピンク咲き絞りし身体京鹿子   雁宕

 江別に住む叔母から京鹿子(きょうがのこ)の写真を頂く、茶道の道を究めると気持ちは京都に通じるのであろう。

【添削】

●京鹿の子咲きて茶道を極めけり  塾長

2010年7月9日金曜日

遠来の友来る(東京駅地下街)


梅雨を避け尾張名古屋の友来る   雁宕

 今日は昔の職場の友であり、渓流釣りのお師匠さんが上京された。名古屋の雨季を避けて上京されたが、東京も生憎の雨であった。夏の釣りの約束をして東京駅で別れる。

【添削】

●梅雨の川渓流釣りの友来る  塾長

2010年7月8日木曜日

育児報告(ADビル)


七夕に育つ娘の便りかな   雁宕

 産休を終えて職場に復帰した女性から便りがあった、見事に出産をし育て挙げた女の子(8ケ月)の写真を送ってくれた。幸せを祈るのみである。

【添削】

●七夕の届く赤子の写真かな  塾長

2010年7月7日水曜日

日比谷公園の売店


あれもだめこれもだめでは何処へ行く    雁宕

 日比谷公園の売店の前で休んでいると、小さな看板が目に入る。その看板にはコカコーラ、たばこ、フィルムと書いてあった。全てに縁の無くなった今、寂しさがこみ上げる。 

【添削】

●我慢して生きる道あり半夏生  塾長

日比谷公園


梅雨の間に濡れる公園風温し  雁宕

 浜松町で友と飲んで、いつものコースを歩いて有楽町線の「桜田門」に向かう。雨上がりの公園を横切るが、生温い風が吹いていた。

【添削】

●黒南風や日比谷公園あるきをり  塾長

秋田屋(浜松町)


梅雨の空やる気伝わる友の腕   雁宕

 小雨降る中、友人が会社を訪ねてくれた。3時半から近くの焼き鳥屋で一献傾ける。

【添削】

●梅雨空の友や二の腕三の腕

2010年7月5日月曜日

虎の門(物産ビル)


思い出の女房を待ちつ物産ビル  雁宕

 日本人と結婚した三世の先輩と虎の門で飲んだ、当時、先輩の奥さんを車の中で待ったそうだ、最高の時間であったろう。その場所へ行ってみた。ビルは現存するが、廻りの景色は一変しているようだ。

【添削】

●思い出の女待ちをり星祭  塾長

浜離宮(浜松町)


織姫が渡りし銀河(かわ)の悲恋かな   雁宕
   
短冊の願いが揺れて叶う夢   雁宕

 お昼は刺身定食を食べたかったので、浜松町駅近くの「かば」で食した。帰りに浜離宮の入り口に七夕が飾ってあった。織姫が一年に一度、銀河を渡り愛する人に会いに行く姿に感動する。

【添削】

●LEDの照明消して星祭  塾長

谷口亮子(日比谷公会堂)


●チャンピオンけなげに語る梅雨の空   雁宕

 先輩と新橋で仕事をして反省会を含め虎の門で一杯引っかけて帰ろうとしたら、途中日比谷公会堂(日比谷公園内)で柔チャンが講演をしていた、頑張りますの言葉に大きな声で「頑張れや」と返した、可愛い子であった。 

【添削】

●内向きにならぬ短冊七夕の空  塾長

2010年7月3日土曜日

健康管理(コナミスポーツ)


健康を管理の気力夏よ来い   雁宕

 加入している健康保険組合と日本最大手のスポーツクラブとで開発したUSB付の歩数計で毎日管理している。Max14日間の歩数データが毎日時間毎にPC経由で組合のサーバーにアップしている。(目標は10,000歩/日)

【添削】

●歩数計の健康管理や兜虫  塾長

北空港(新千歳)


北空港冠雪眺め祖母の顔   雁宕

 5月に訪れた時、千歳上空から遠くに見える冠雪の連山を撮る。50年前弟と二人で連絡船の「宗谷」から函館に降り立った時、出迎えてくれた祖母を思う。

【添削】

●連山の雪渓眺めて祖母の恩  塾長

2010年7月2日金曜日

凌霄花(のうぜんかずら)


雨に散り天を仰ぎし凌霄花   雁宕

●凌霄花に秋の通ふか風見ゆる  恒丸

 最近家の軒下によく見る花である。花の寿命は長く9月頃まで咲くらしい。

【添削】

●日輪へ大輪放ち凌霄花  塾長

風知草(新橋)


涼求めビルの谷間の風知草  雁宕

 葉の裏側の方が表より光沢がある草である、桜田門から大門へ歩いているとビルの谷間に咲いていた。

【添削】

●うなづいてビルの谷間の風知草  塾長

2010年7月1日木曜日

SFからの顧客(OLTの事務所の入口にて)


天を衝き暑さを飛ばす背丈かな   雁宕
   
 昨夜はカリフォルニアから1m97cmの大きな外人が事務所に来た、歳は23歳でボストン生まれだそうだ。飲んだ勢いで土曜日にドライブをする約束をする。

【添削】

●遠雷や仕事のプロの大男  塾長

待宵草(江別)


人生に待宵草を顧みる   雁宕

 江別に住む叔母より、にわふじ・待宵草・風知草の写真が送られて来た。

【添削】

●人生の待宵草の江別かな  塾長