2010年5月31日月曜日

日比谷公園(警視庁音楽隊)


新緑に香り奏でるコンサート  雁宕

 毎週水曜日(警視庁)と金曜日(消防庁)は音楽隊が日比谷公園小音楽堂でコンサートを行っている。、日比谷公園内を歩行通勤で通る時は聞くようにしている。

【添削】

●新緑や日比谷公園コンサート  塾長

2010年5月30日日曜日

定山渓(札幌)


ぶっかけの卵を食す春の空   雁宕

 北海道から帰り、9日が経つ疲れも取れ通常の生活に戻った。定山渓へ旭川の友人とドライブした時、中山峠で羊蹄山を撮影しての帰路の途中、釣り堀を見学をしに脇道に入った。その釣り堀で「卵のぶっかけごはん」の旗が目に入り寄った、生タマゴが3個、味噌汁、漬物が付いて350円は安かった。

【添削】

●ぶつかけの卵ご飯や春の空  塾長

2010年5月28日金曜日

オクトバーフェスト2010-1(日比谷公園 )


縁有りてドイツの庭のチューリップ   雁宕

 題記催しに友人4人で足を運んだ、隣に4人共綺麗な女性が買ったドイツソーセージを写真に収めていた。

【添削】

●夏蝶や白い独のソーセージ  塾長

オクトバーフェスト2010(日比谷公園)


初夏に来て集まる友の笑顔かな   雁宕

 28日金曜日は職場の社長と同窓生・昔の友人と日比谷公園で行われている会場に足を運んだ。ドイツビールを飲んで談笑の後、銀座の居酒屋で飲む。

【添削】

●初夏の独麦酒の日比谷かな  塾長

2010年5月27日木曜日

奇岩(美国)


風雪に耐えて奇岩の春霞   雁宕

 美国育ちの友人の案内で海岸線をドライブする。今にも倒れそうな岩が有り思わずシャッターを切る。

【添削】

●春霞の海の間中の奇岩かな  塾長

豊浜トンネル崩落現場


●過ぎし冬崩落場所に合掌す   雁宕

 14年前の平成8年2月10日早朝、トンネル内の崩落により20名の尊い命が奪われた。1秒、2秒差の運命を感じる。

【添削】

●トンネルの崩落慰霊碑つばくらめ 塾長

2010年5月26日水曜日

青山別邸(小樽)


友と会えニシン御殿の蝦夷桜   雁宕

  三代目娘、政恵が十七歳の時、山形県酒田市にある本間邸に魅せられ大正六年から六年半余りの歳月をかけ建てた別荘が旧青山別邸です。
右の友人は30年振りに会う、次の日は積丹半島を案内してもらう。

【添削】

●襖絵の鰊御殿や蝦夷桜  塾長

イクラ丼(美国)


定番の光るイクラに春来る   雁宕

 塩谷に住む友人の生まれ故郷の美国でイクラ丼を食す、ウニは6月1日解禁の為、時期尚早であった。

【添削】

●春光のイクラ丼北の宿  塾長

日本の渚百選(島武意海岸)


風温み隧道先の屏風岩    雁宕

 積丹岬のトンネルをくぐると、海の色が積丹ブルーの綺麗な海岸に出る。

【添削】

●風光る積丹ブルー屏風岩  塾長

女郎子岩(積丹の奇岩)


鼓草(つづみぐさ)恋の姿の奇岩かな   雁宕
   
 タンポポが咲く山道を30分掛けて海岸を歩く、義経伝説の御姫様の生まれ変わりだそうだ。もう少し、綺麗な物に変われなかったのかなあ。
  
【添削】
  
●春愁や恋の姿の鼓草  塾長

山法師(日比谷公園)


旅心次は何処か山法師   雁宕

 花水木に代わり5月中旬から6月中旬にかけて咲く花である、毎年この時期になると旅心が騒ぐ。

【添削】

●山法師何処へ旅する人ならむ  塾長

2010年5月25日火曜日

一人静(江別)


義経の一人静かに舞い踊る   雁宕

 源義経が好んだ「静御前」が一人で舞っている姿に見立てたことからこの花は「一人静」と名が付けられた。別名「吉野御前」とも言う。江別の叔母の庭 に可憐に踊っていた。

【添削】

●義経や一人静の白拍子  塾長

時計台(札幌)


夕日受け歴史を刻む鐘が鳴る   雁宕

 札幌の歴史と共に歩んできた「時計台」は、市街地中心部にあって開拓当時の札幌の様子を今に伝えてくれる。札幌農学校(現、北大)当時に建設されたと聞く。介護で恵庭に来ている友人と同期入社3名でカメラに収まる。
  
【添削】

●夕焼けや歴史を刻む時計台  塾長
 

展望台(富良野)


草原に春風流る絵画かな   雁宕

 十勝連峰から富良野の草原をドライブする、途中「拓真館」で専門家の風景写真を見る。帰りに一望が見渡せる展望台で絵のような風景にカメラを向けることが出来た。

【添削】

●春風の富良野見渡す眺めかな  塾長

2010年5月24日月曜日

四季彩の丘


ラベンダー富良野の丘は未だ早し   雁宕

 花に疎い二人である。名前に惹かれ訪れた地である。何故か数か月前に沖縄から来た説明員の方が仕切っていた。

【添削】

●ラベンダーの花を探して丘に立つ  塾

積丹半島


積丹に春靄受ける父が居る   雁宕

 良い天気であるが、気温が上がると靄が出る。半島の先端に一人ぽつねんと立っている父を見る。

【添削】

●積丹の半島に来て渡漁夫  塾長

ニッカ(余市蒸留所)


連翹(れんぎょう)が余市の庭に母想う  雁宕

 1934年に竹鶴政孝により建立されたウィスキ-の蒸留所である、奥さんは外国の方で何か技術導入に半端は感じられなかった。

【添削】

●連翹や「竹鶴」たたへ母の恩  塾長

十勝岳



雪連峰噴煙上げる友の顔  雁宕


 旭岳から十勝連峰へ移動する、未だに噴煙を上げる十勝岳(2,077m)が他の山を従えて勝ち誇っていた。
友の勧めで三浦綾子の書いた「泥流地帯」を読む予定である。
  
【添削】

●噴煙を上げる遅日の十勝岳  塾長

2010年5月23日日曜日

羽衣の滝(天人峡)


雪中を三脚担ぎ滝を撮る  雁宕

 16日は朝 旭岳へ向かう、途中「天人峡」で忠別川の支流に日本第二位の高さを誇る羽衣の滝(270m)がある。(一位は350mの立山称名滝)

【添削】

●雪中に三脚担ぎ大瀑布  塾長

ジンギスカン鍋(大黒屋)


ラム肉に春の訪れ箸進む   雁宕

カロリーを気にしながらもラム食す  雁宕

 道内での始めての夕食はジンギスカン鍋である。行列の出来るお店でラム肉を御馳走になる。店員さんが「このラム肉は生でも食べられますよ」との言葉に感激する。

【添削】

●ジンギスカン鍋を囲んで春の宵  塾長

嵐山展望台(旭川)


冠雪に町を見下ろす山の神   雁宕

 15日の夕刻、旭川の友人と旭川市内と道内で一番標高の高い旭岳(2,291m)が眺望出来る展望台に案内して頂いた。 明日向かう大雪山系の山々を紹介して頂いた友の気配りに感謝する。

【添削】

●山笑う町にかぶさる大雪山  塾長

スカイマーク札幌便

   
春求めハートを運ぶ北の空   雁宕
   
 15日の朝、叔父の眠る地へと旭川・恵庭・小樽の友人に会いに羽田を飛び立った。新千歳空港でレンタカーを借り旭川へ向かった。

【添削】

●春惜しむ叔父の亡骸北の空  塾長

2010年5月22日土曜日

月命日(江別)


命日に桜が散りて叔父想う  雁宕

鶯のこだまに偲ぶ墓参り   多田由喜子

 5月20日は叔父の月命日である、その日に合わせて道訪した。何の連絡も無く叔父がこの世を去った。墓石が綺麗に手入れされている事に多少の安堵を覚える。

【添削】

●叔父さんの祥月命日花は葉に  塾長

2010年5月20日木曜日

代掻き作業(三笠)


代掻(しろかき)の静かに眠る田植え唄  雁宕

 田植えの5日前に田圃に水を張り田植えをし易いようにする作業を代掻きと言うそうだ、北大寮歌をこよなく愛する叔父の墓参の帰りに写真に収める。

【添削】

●いつせいに代田となりぬ北の国  塾長

2010年5月15日土曜日

郵便室のおじさんが逝く(六浦)


過ぎし日の思い出枯れる春嵐   雁宕

14日は前日に訃報メールを頂いた、昔大変に世話になった郵便室の小澤さんが亡くなられたのでお通夜に参列した、76歳であった。明日(15日)からは、いよいよ北海道旅行である。

【添削】

郵便室のおじさんが逝く薄暑かな  塾長

2010年5月11日火曜日

烏森神社(新橋)


春の夜に長きに渡る杯を置く  雁宕

 10日の夜は同期入社の友人が訪ねて来た、飲み屋街の真ん中に有る烏森神社にお参りし、節酒の報告を行い、寿毛平で一杯(お酒2合のみ)やる。

【添削】

●桐の花しばらく続く節酒かな  塾長

2010年5月9日日曜日

札幌の北海道神宮


冬が去り梅と桜が共に咲く   雁宕

 旭川の友人から札幌の北海道神宮に咲く梅と桜の花の写真が送られて来た。同時に綺麗な花を観賞出来て羨ましい限りである。

【添削】

●札幌や梅に桜の遅き春  塾長

2010年5月8日土曜日

退院祝い(浜松町)


飛び魚の刺身で祝う出雲かな   雁宕

 7日午前中に退院して、夕方には浜松町の会社に顔を出す。帰りに社長のトムさんと安来に本店のある「かば」で一献傾ける。トムさんは10日にサンフランへ一時帰る。

【添削】

●飛魚の姿造りや内祝  塾長

2010年5月7日金曜日

退院(埼玉病院)


春雨に入退院の旅路かな   雁宕

 入院する時と退院する時は雨である、皮肉にもその間の大型連休は快晴であった。これからは病気と仲良く付き合って生きて行きたい。

【添削】

●春雨に語る病のひとつかな  塾長

2010年5月5日水曜日

カタクリの花(江別)


病室にカタクリ写し叔父想う   雁宕

 江別に住む叔母から可憐なカタクリとキバナノアマナの写真をお見舞い代わりに頂いた、何よりの贈り物である。栃木にカタクリの山があり、10年前にカメラを持って訪れたことを思い出す。カタクリは好きな花の一つである。

【添削】

●かたくりの花の群生耳飾り  塾長

つつじ咲く


あぜ道に無垢の姿のつつじかな    雁宕

百両の 石にもまけぬ つつじ哉     一茶

 早くも立夏である、GWは夏日(25℃以上)が続く、今年の夏は暑くなる予感がする。

【添削】

●つつじ燃ゆ静かに白き湯けむりに  塾長

2010年5月4日火曜日

宮里藍


●引退に春花を添える藍ちゃんか   雁宕

 3日のサンケイスポーツにオチョア(メキシコ)の引退試合に優勝した藍ちゃんがオチョアに抱かれて 泣いている素晴らしい写真が載っていた、その写真を苦労したが手に入れる。


 
【添削】

●沖縄の夏立つ藍の涙かな  塾長

油圧ショベル(ZAXIS)


風香り明日への整地建機かな   雁宕

 入院してから、今日で1週間になる。午前中外出許可が出たので運動を兼ねて家に帰る。午後は敷地内を散歩する。本館西側の大きな空き地を日立建機のショベル(ZX330)が7~8台活躍していた。

【添削】

●薫風の基盤整備やショベルカー  塾長

夫婦愛


夫婦愛見舞いを受けて初夏のよう   雁宕

 昨日お見舞い頂いたご夫妻の写真である、奥さんは奄美大島のご出身で長きに渡り肺の持病を持っておられる。結婚当初、空気の綺麗な島から、高度経済成長を遂げる東京の空気が合わなかったのであろう、完治を願うのみである。

【添削】

●お見舞いや背中合わせの二輪草  塾長

2010年5月3日月曜日

見舞客


●鯉泳ぎ生きる鋭気の贈り物   雁宕
   
 今日は中村橋に住む後輩夫婦が沢山の見舞の品を持って訪ねてくれた、その気遣いに感謝しながら夢を語り合う。

【添削】

●沢山の見舞いただき春惜しむ  塾長

院内散策(埼玉病院)


院内の新芽に映える鯉のぼり  雁宕
 今日は夏日の良い天気である、先生から病院の敷地内の散策を勧められる。早速敷地内を一周する。(約4千歩)

【添削】

●病院の敷地散策鯉のぼり  塾長

石神井公園


ルンルンと柳に風の池がある   雁宕

 昨日に続き後輩のブログ( http://teinenbanzai.blog.ocn.ne.jp/)「散歩でルンルン」から写真を拝借した。その内、塾長を紹介したい。

【添削】

●惜春の柳に風の池ありて  塾長

2010年5月2日日曜日

大道芸人(高円寺)


大道の芸人舞し春祭り   雁宕

 後輩のブログから高円寺で行われたフランス人の「びっくり大道芸 」の写真を拝借した。以前も書いたが写真の被写体は道端に転がっているとの写真家の言葉を思い出す。

【添削】

●大道芸の八十八夜高円寺  塾長

皐月晴れ

  
   
病室で後の楽しみ五月晴れ   雁宕
    
●石に植えてさつきの花の咲きにけり  村上鬼城
         
 今日も晴れである、気温も20℃以上になるらしい。楽しみは5/15日から札幌・旭川・小樽観光に残しておく。
写真は季節の花300より借用

【添削】

●五月晴やわれ病室の旅枕  塾長

2010年5月1日土曜日

夕焼け(病室)


陽が沈む明日また会える鯉のぼり   雁宕

 天気に恵まれたGWである、覚悟はしていたが病室で過ごすのは流石に残念である。

【添削】

●病室に過ごして春の夕焼けかな 塾長