2010年4月30日金曜日

最上階の個室


病室が最上階の春の空  雁宕

 28日に入院して3日目になる。広い個室は三食付(2,000KCal)で5,000円/泊は安い、医療保険の関係で入院費は15,000円/泊出るので良いお小遣いになる。

【添削】

●最上階の病室や鯉のぼり  塾長

2010年4月28日水曜日

入院(国立埼玉病院)


春雨に濡れし入院願う夢   雁宕

 GWを利用して、糖尿病の精検及び治療を行う為、ルンルン気分で入院することにした。今年1月に建て直した病棟は前回前立線肥大を手術した時に比べ個室は綺麗になっている、退院は5/7日の予定である。

【添削】

●黄金週間糖尿病の検査かな  塾長

2010年4月27日火曜日

花水木(日比谷公園)


返礼に快気祝いの花水木   雁宕

 花水木は東京市長の 尾崎行雄氏がアメリカのワシントン市へ 桜を寄贈した返礼として、アメリカから 贈られたと聞く、昨日は中村橋に住む後輩の快気祝いに、土浦で買った「竹の子、蓮」を送った。

【添削】

●皇后の帽子は将に花水木  塾長

2010年4月26日月曜日

ももの花(成増)


枝にそうもも色の花古木かな   雁宕

白桃や 莟(つぼみ)うるめる 枝の反り    芥川龍之介

 成増の大きなお屋敷の庭に古木のももの木が見事なピンク色の花を付けていた。この時期木に付く花はこれから迎える夏まで時系列的に咲き誇る種類が楽しみである。


【添削】

●矍鑠と屋敷を守る桃の花  塾長

2010年4月25日日曜日

霞ヶ浦(三浦柳)


シベリアへ居残り組の白鳥か   雁宕


 三人で川魚料理で有名な三浦柳(ミホヤギ)でうな重・わかさぎのフライが付いた定食をご馳走になる。湖畔に白鳥が十数羽たむろしていた。女将の話では親は子供を残して既にシベリアに帰ったとのことであった。

【添削】

●霞ヶ浦残る白鳥十数羽   塾長

2010年4月24日土曜日

土浦総合公園-1


山吹と風車が回る春の風   雁宕

 山吹と風車・ポプラの調和した写真が撮れた。

【添削】

●山吹や風車をへだててポプラの木  塾長

土浦総合公園


蓮の苗静かに眠り水温(ぬる)む   雁宕

 今日は快気祝いに土浦に住む友人を訪ねる、友人二人と総合公園へ行き数十種類の蓮の苗を観察する。秋には綺麗な花を見せてくれるだろう。

【添削】

●蓮苗のしなやかに揺れ水温む  塾長

2010年4月23日金曜日

クレマチス(中村橋)


上に向く快気祝いのクレマチス   雁宕

 後輩の自宅の台所のテーブルに飾ってあったクレマチスである。未だつぼみであるが、そのつるが見事に上を向いていた。きっと紫の綺麗な花が咲くだろう。 
                         

【添削】

●日を受けて春のつぼみのクレマチス  塾長

快気祝い(中村橋)

春光に赤飯炊いて祝いけり   雁宕

 OB会の帰り、後輩が病が癒えたと聞いたので中村橋へ足を運ぶ。元気な後輩の顔を見て安堵する。又、献身的な奥さんに感心する。

            
【添削】

●春光の快気祝の赤飯かな  塾長

2010年4月22日木曜日

OB会(霞ケ関35階)


夏日にて高層ビルで千鳥足  雁宕

歴戦を通りし顔や色輝く    裕司

 日本で最初の高層ビル(霞ヶ関ビル)の最上階(35階)でOB会が行われたその時の面々のスナップです。
  
【添削】
  
●ものの芽や高層ビルのOB会   塾長

松本の桜


アルプスのV字を作る桜かな  雁宕

桜花の気躍りて舞ひて山仰ぐ  裕司

 松本に住む友人から待ちに待った満開の桜の写真4枚が送られて来た、早速家に泊まった裕司君と二人で俳句大会を行った。

【添削】

●アルプスの谷に開花や朝桜  塾長

(HTR)OB会(霞ケ関ビル)


春光のビルの谷間に八重桜    雁宕 

八重桜高層建屋包み込む     裕司

 昨日は年1回の会社のOB会が霞ケ関ビル35階で行われた、会場へ向かう途中ビルの下に八重桜が咲いていた。
   
【添削】

●何思ふ霞ケ関の八重桜  塾長

2010年4月20日火曜日

日比谷公園(菜の花)


菜の花のバージンロードに日が昇る   雁宕

菜の花や月は東に日は西に   与謝蕪村

 今日も桜田門から大門まで歩く、途中日比谷公園内の歩道の両脇に見事な菜の花が咲いていた。菜の花の花言葉は 「豊かさ、財産」だそうだ。

【添削】

●菜の花の日比谷公園花壇かな  塾長

2010年4月19日月曜日

野球部OBゴルフコンペ(紫すみれ36)


白球を求めて過去の八重桜   雁宕

 今日は日製産業野球部のOBゴルフコンペに参加した、、西コース7番のグリーン奥に満開の八重桜が咲いていた。しかし、結果はブービーメーカーであった。悔しさを肥しにしたい。

【添削】

●咲き満ちてグリーン奥の八重桜  塾長

2010年4月17日土曜日

雲海(奄美大島)


朝霧に雲海求め道険し   雁宕

 昨日に続き、奄美大島で写真を撮り続ける写真家(浜田太)の作品を借用する。
素晴らしい情景である。

【添削】

●雲海の道を求めて尾根を越す  塾長

写真家たちの日本紀行(BS-J)


菜の花がローカル線を招くなり  雁宕

 今日の朝は東京で41年ぶりに雪が積もった、BS-Jでタイトルの放映を行っていた、松山のローカル線の風景である。オンデマンドで写真を手に入れる。家で日本全国の情景が複写出来る素晴らしさを体験する。

【添削】

●菜の花やローカル線の龍馬伝  塾長

2010年4月15日木曜日

水飲み(日比谷公園)


水飲みの命を伝え緩む水   雁宕

 昨日散策した日比谷公園に展示されていた、鋳鉄製で明治36年に作られた「水飲み」だそうだ、交通に使っていた馬も水を飲めるように作られていた。

【添削】

●忘れ霜鋳鉄製の水飲み器    塾長

2010年4月14日水曜日

日比谷公園


ジュータンの頭巾の花に足が浮く   雁宕

 今日は天気も良く、健康を考え桜田門から芝大門まで40分を要して日比谷公園を横切り歩いた。今盛りのチューリップが見事に咲いていた。チューリップの語源はアラビア語で頭巾のことだそうだ。
何となく花はターバンに似ている。

【添削】

●チューリップはジュータンのやう頭巾のやう   塾長

2010年4月13日火曜日

健診(神田明神)


春うらら我が人生の孔子像   雁宕

健診・問診の帰りに神田明神に寄る。今日は20℃以上の気温である。当然ながらこれからは健康第一で過ごしたい。 孔子の論語に「われ未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らんや」を思い出し孔子像にカメラをむける。

【添削】

●春愁や如何に生きるか孔子像  塾長

健康診断(お茶の水)


葉桜に検査を受けて手を合わす   雁宕

 今日(4/13)は年1度の健診を受ける、最近後輩や著名な方が肺癌で亡くなっているのでオプションの肺癌検査を付けて健診を行った。昨年糖尿病は快方に向かったが今回は精密検査を受けるように問診で注意された。飲み過ぎかな。

【添削】

●健診を受けていのちや花は葉に  塾長

2010年4月9日金曜日

利助(新橋)


人生の重さを感ず夜桜か   雁宕

 今日は、仕事を手伝っているサンフランに住む三世の友人と新橋で飲む、昔よく利用した牛タンの店利助に行くが客引きをしていたおばさんが2~3年前に亡くなったと聞く、その御主人(昭和6年生まれ)と友人をカメラに収めた。(右が利助の御主人)二人の先輩は元気である。

【添削】

●牛タンを焼く人生や花の夜  塾長


●牛タンを焼くも人生花の夜  塾長

2010年4月7日水曜日

千鳥ヶ淵(九段下)


満開の桜並木や散る惜しむ   雁宕

 前作の続きである、九段下から千鳥ヶ淵を通り半蔵門駅まで歩くがカメラの撮影者の多さに驚く。自分もその中の一人で有るがベンチに座って俳句でも作る余裕が欲しい。

【添削】

●満開の桜並木やカメラマン  塾長

千鳥ケ淵

花吹雪水面に散りしボート漕ぐ  雁宕

花の雲鐘は上野か浅草か    松尾芭蕉


 今日(6日)の東京地方は20℃以上の気候である、午前中の仕事を休んで千鳥ケ淵の花見を行った、上野・浅草に次いで花見の名所である。花見も今日がピークであろう、大変な混雑であった。

【添削】

●散り急ぐ千鳥ケ淵の花吹雪  塾長

●いそぐなよ千鳥ケ淵の花吹雪  塾長

2010年4月5日月曜日

新芽(成増)


花日和未だ芽が出ず政治かな   雁宕

 通勤に通う道端に名前のわからない草(花)が咲いていた。それにしても民主・自民・離党組ーーーの政治家の方向性が見えない。

【添削】

●ものの芽や三流国の閉塞感  塾長

2010年4月3日土曜日

牛肉サーロンインステーキ


ステーキをスタミナ源に花見かな   雁宕

 今日は多少風邪気味であったので、近くのダイエーで題記肉を買って来た「本日限り」と書いてあったが150gで350円は安かった。

【添削】

●ステーキを肴に一献花の夜  塾長

花見(成増)


桜舞い心を運ぶ風がある   雁宕

 桜が満開である、近くの公園で花見を行う。心地良い風が頬を撫でて行く離散家族もいつかは一緒になる日が来るであろう。

【添削】

●風に乗り気持ちを運ぶ桜かな  塾長

北京からのツアー(大森)


桜咲き兄妹愛の旅半ば   雁宕

 大森のとんとん亭で友と飲む、隣に座った北京から来た家族と片言の英語で会話をする。家族ではなく兄妹だそうで、明日から関西地区へ行くそうだ。妹の息子の名前はチュウチュウと言っていた。

【添削】

●大森の山王口や花盛り  塾長

2010年4月2日金曜日

机の上の花弁(自宅)


桜咲き微笑みかける顔がある   雁宕

世の中に たえてさくらの なかりせば
          春の心は のどけからまし   在原業平
  
 帰宅途中の桜の木から、二つの花弁を失敬する。コップに入れて観賞しているが話しかけて来るような錯覚にとらわれる。

【添削】

●微笑の笑窪のやうな桜かな  塾長

桜田小学校跡(新橋)


待ちに待つ桜を前に背を伸ばす   雁宕

 昨夜はサンフランから帰って来た友人と新橋で食事をした。その帰りに小学校跡の庭に咲いている夜桜を見学した、満開であった。

【添削】

●新橋の夜桜満開花盛り  塾長