2008年8月29日金曜日

都市対抗(東京ドーム)


オレンジのウェーブ虚し都市対抗    雁宕

2008年8月29日第79回都市対抗が東京ドームで行われた、開会式の後古川社長の始球式で日立-東邦ガス(名古屋市代表)戦が行われた。見事な投手戦で1-2で日立はドームに散った。
応援は内外野、三階席を日立色のオレンジで埋まったが、残念な結果に終わった。
【添削】
  
●敗軍の都市対抗や八月果つ   塾長
  
八月のオレンジウェーブ終りけり 塾長

2008年8月28日木曜日

天心丸


天心の兜煮旨し初秋の頃     雁宕

4回目の訪問である、前回は刺身定食(1,300円)を食したが今回は煮魚(ブリと銀鱈の兜煮)を口に運んだ。次回は天婦羅定食(普通の量の3倍はある)に挑戦しよう。
味と量、値段(1,270円)は日本一と思う。
     
【添削】
     
●「天心丸」の兜煮旨し海の秋  塾長

華の舞(日立駅前店)にて


夏の夜に右京のビンに頬擦りす    雁宕

写真の人の趣味はギター演奏・FI観戦で、小生と同じ写真にも凝っている。
某会社の社長でもある。
又、最近辞めた女子社員に話題が集中した。

退社人後を追わない名月か   雁宕
    
【添削】
     
●焼酎のその名は「右京」逢魔が刻    塾長

野口雨情の生家


童謡うた十五夜月の雨情かな   雁宕

「童謡は童心より流れて、童心をうたう自然詩である。」
「民謡は、民族生活の情緒をつたふ唯一の郷土詩であり、土の自然詩である。」
「詩とは、言葉の音楽である。」
民謡・童話詩人 野口雨情生家より入手、代表作:十五夜お月さん、七つの子、赤い靴----
     
【添削】
●盆東風や野口雨情の生家見て 塾長

河原子海岸


河原子の海水浴も過ぎし夏   雁宕

仕事の移動中に十数年前に単身赴任し、生活した日立多賀に有る蛸が捕獲出来ることで有名な河原子海岸に寄った。
海水浴をしている2~3組の家族が目に入り、自分の子供達を遊ばした遠い昔を思い出す。
【添削】
●河原子の波引く海や今は秋  塾長

西山荘











【添削】
●光圀の西山荘や蝉しぐれ  塾長

松竹に蝉の合唱西山荘     雁宕
●夕月や識者集め日本史書く   雁宕

茨城へ出張の折、光圀公が大日本史を執筆し、余生を過ごした西山荘に足を運んだ。
3回目の訪問であったが、何故か心が落ち着き幼少を過ごした情景が目に浮かぶ。

2008年8月24日日曜日

冬の足音


北の地に冬の足音気に掛かる    雁宕

北海道宗谷郡沼川で8月史上最低気温1.5度を記録したとのニュースを聞き、旭川で生活している友を気づかう。
写真は一昨年の冬に大連のスキー場にて撮影。
    
【添削】
   
●忍び寄る北の大地や冷まじや  塾長

2008年8月23日土曜日

ディスカス(ブリリアントターコイズ)


ディスカスに夢を求める秋の空    雁宕

幼少の頃から熱帯魚に興味を持ち、海水魚も経験した。
当時、ディスカス(熱帯魚の王様)は一匹数万円する高級魚であった、最近はペナン島から輸入出来るようになり手頃な価格になった、新宿の専門店に足を運んで、3匹購入した。
右の写真はhttp://discus-spirit.jp/より入手。
壁紙にでも如何でしょうか。
    
【添削】

新宿に夢を求めて熱帯魚    塾長
●パソコンの壁紙にせよ熱帯魚  塾長

2008年8月22日金曜日

モンブラン

夏山に心を映すモンブラン    雁宕
  
NHKのBS放送のハイビジョン特集でアルプス イタリア 心映す白銀の峰を放映していた。
あまりの美さにシャッターを押した。
ハイビジョンの映像は綺麗である、32インチのテレビ画面で迫力ある映像を楽しんでいる。
海外へ出歩かなくても、世界紀行が出来る。
   
【添削】
    
モンブランの雪渓こころを映すごとし  塾長

2008年8月21日木曜日

銀座ソニービル前の水槽


鮫が舞い沖縄の海を眺むめり   雁宕

久し振りに夕方、銀ブラをした。ソニービルの前に大きな水槽が置かれ沖縄の海を再現していた。
丁度餌(イカ、タコ、サバの切り身)を与えているところであった、サメやウツボの大型の魚はほとんど餌に見向きもしない。
大きな海原へ帰すべきである。
   
【添削】
   
●秋鮫は似合わぬ銀座ソニービル  塾長

定年を祝う会(佐々木さん)その2


鍋囲み老いも若きも祝う席   雁宕

一昨日に続き佐々木さんのお祝いを新橋で行った。
季語(季節はずれの鍋)は無いが、写真に写っている服装から季節を判断して欲しい。

暑い時は熱い物が美味しい。

【添削】

●定年を祝ふ仲間や夜の秋  塾長




2008年8月18日月曜日

定年を祝う会(佐々木さん)


夏の夜に定年祝う仲間達     雁宕

2008年8月18日定年を祝う会と、その日誕生日を迎え二重の喜びを、昔世話になった仲間が集まり祝宴を行った。Second Stageの門出に先輩のアドバイスが集中した。
   
【添削】
     
●秋めくや定年祝ふ仲間達     塾長

2008年8月17日日曜日

女子マラソン(北京)


夏の朝水着が走る女子マラソン    雁宕

暑さの中、長くて遠い道のり(42.195Km)を走るマラソン、年々女子の服装も温暖化のせいか面積が少なくなっている、その為見る楽しみも増えて来る。
(テレビ画面より撮影)
        
【添削】
     
●女子マラソン北京の街の水着かな 塾長

鬼百合(星野監督)


鬼百合の監督采配疑へり     雁宕

鬼百合の花言葉は「賢者」である、16日行われた北京五輪の野球の韓国戦で多々采配ミスが目だった、松本の友人からも指摘を受ける。
撮影場所は8月15日訪れた、三依渓流釣り場の花壇にて収めた。
    
【添削】
    
●鬼百合や野球采配違えして  塾長

2008年8月15日金曜日

魚供養塔

送り火に供養碑拝み竿遊び    雁宕

2008年8月15日先祖を尊ぶ、大事な日に友人と渓流釣り遊びに興じた。
先祖も許してくれたのであろう、尺(30.3cm)ものの岩魚を二人で6匹釣り上げた。

【添削】

生身魂岩魚を釣りて供へけり    柾木
尺岩魚釣上げ今日は終戦日     柾木





釣りの帰りに、近くの奥塩原温泉に有る新湯(あらゆ)温泉の白樺荘に寄った、単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)、源泉の温度は79.2度、pH=2.6、成分総計414mgである。その廊下に短冊が掛かっていた。

【短冊】

●奥の湯や梢も秋になりにけり   作者不明

2008年8月14日木曜日

庭の湯の庭園



盆の日に故郷の無さの寂しさよ   雁宕
盆が来るふる里何処無かりけり   雁宕

2008年8月13日 豊島園の庭の湯を訪れた、同じような環境の人か平日にしては混雑していた。
地方へ帰省している友人が羨ましい。

【添削】

●新盆の家を訪ねて偲びけり     柾木

2008年8月13日水曜日

節黒仙翁(庭の湯)

●暗闇に光を受ける節黒仙翁     雁宕


【解説】被写体の少ない晩夏初秋の林の中では貴重な花だ、花弁が傷みやすく、きれいな花に巡り会うのがなかなか難しい。おまけにあたりが暗くて登山道から離れた茂みに咲いていることが多いから、長いレンズで早いシャッターを切る必要がある。簡単そうで、なかなかいい写真を撮らせてくれない花である。-----
1ケ月ぶりに庭の湯へ足を運んだ。前回撮影した、この花を庭師に聞いてフシグロセンノウと分かった。

2008年8月12日火曜日

ジム通い


暑さには汗で制するジム通い    雁宕

暑い毎日である、今日も32℃で夏本番を思わせる。
「毒には毒をもって制す」のごときジム通いに精を出している。
メニュー:マシーンを使って筋力トレーニング→ランニングマシーン(6Km/Hr、0~3°の高低差の繰り返し、50分)→筋力トレーニング
その後のサウナは爽快である。
  
【添削】
●トレーニングジムに通いし残暑かな   柾木
 
【投句】
筋トレや汗が消えゆくお父さん      裕司

美瑛の丘の風景


夏帽子遠近感の構図かな   雁宕

旭川の友人からの写真である、描いている絵と写真の構図が素晴らしい、絵画と写真は比較出来ないが、瞬時に描画出来る写真の特徴を捉えた名作と思う。
まるで、絵を見ている錯覚にとらわれる。
      
【添削】

キャンバスや頬かむりして夏帽子    柾木

2008年8月11日月曜日

大金星(向日葵)


羽根(シャトル)を打ち大金星の向日葵か  雁宕

向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ」   北原白秋

 北京五輪のバドミントン女子ダブルス準々決勝で、
末綱聡子、前田美順組、世界ランキング1位でアテネ五輪金メダルのヤン・ウェイ、チャン・ジーウェン組(中国)を下す大金星を挙げた。
大金星の重たさを向日葵に例えてみた。
【添削】

●向日葵やバトミントンの女たち    柾木

北京オリンピック(競泳)


プレッシャーに言葉がつまる金メダル  雁宕


北京オリンピックの競泳男子百メートル平泳ぎの決勝で、日本のエース、北島康介(25)が、世界新記録の58秒91で優勝した。テレビ画面を撮影していたらタイミング良く日の丸と北島の顔がオーバーラップした。

Congratulations, by the Olympic spirit

From Salma Sabá (Rio de Janeiro)


Thanks for your comment

2008年8月9日土曜日

竿燈祭り(秋田)


竿燈の頭を垂れて反り返る   雁宕
竿燈の提灯が舞う祭りかな   雁宕
松本に住む友人が、息子の運転する車で酒田・秋田へ旅をした、その時の竿燈祭りの写真を送ってくれた。

添削】

●竿燈の撓りて祭り腰の上    柾木


【原句】

●豊穣の稲穂連なる北の舞   川井

北京オリンピック


環境に地球は一つ北京の火   雁宕

オリンピックの開会式をテレビから撮影した、環境問題は全人類の共通の問題と改めて感ずる。
【添削】
原爆の日のごとき音北京の火  柾木

2008年8月8日金曜日

京王デパートの屋上


泡が飛びビアガーデンに華が咲く    雁宕

2008年8月8日 新宿の京王デパートの屋上にあるビアガーデンで暑気払いを行う、心地良い風が吹き抜けていた。
またその日、ある施設の利用に関して、断られたが手土産と誠意を示して可能になった。

断られ汗を拭き拭き頭を下げる   雁宕

【添削】

●新宿や泡を分けあふビヤガーデン   柾木

2008年8月3日日曜日

花火大会(板橋区)-2

大空で心も踊る花火舞う   石本
【添削】
なんの木と心に響くスターマイン 塾門下生 雁宕

2008年8月2日 友人と荒川河川敷に陣を取って花火撮影を行った、隣の銀塩カメラを持った人との会話に「被写体はどこにでもころがっていますよ」の言葉が印象に残る。

写真は花火会場近くに場所を移して、友人が撮影。

添削】

●金銀の愛のはじける花火かな  塾長 柾木

花火大会(板橋区)-1


尺玉が夜空に響き胸を打つ    雁宕

2008年8月2日 荒川の河原にて撮影。

ねむりても旅の花火の胸にひらく 大野林火

花火大会(板橋区)

七色に夜空に上がる夫婦花      雁宕
ドカーンとスターマインの牡丹かな  雁宕
打ち上げて遅れて届く天の声     雁宕
2008年8月2日板橋区・戸田市の合同で荒川を挟んで花火大会が行われた、友人とお酒を持ち込んで撮影会に及んだ。シャッターは全てマニュアル(M)でシャッターは開放(Bulb)、F:11、焦点距離:∞にて撮影。

2008年8月2日土曜日

旭川の睡蓮

蓮に慈雨 降りかかりて 円き紋 裕司
水鳥に ついばまれて 紅蓮悲し 裕司
● 雨を待ち紅白の蓮が競り咲く   雁宕
旭川に住む友人から雨中の睡蓮の写真が送られて来た、蓮も睡蓮も分からず俳句を作るが塾長から下記添削を頂く。
●睡蓮の花に雨降る浄土かな
●鳥たちに睡蓮の花食われけり
●睡蓮や雨待ち顔の花二つ