2008年7月31日木曜日

白井さんを囲む会


華が咲くタイムスリップの夏の夜  雁宕

2008年7月30日 1980年(昭和55年)に転属した会社の当時の課長を囲む会を開催した。当時のアシスタントの変わらぬ美しさに感銘した。

懐かしきむかしばなしや夏の夜  柾木

夜の秋尼子の里の俳句塾     柾木

2008年7月27日日曜日

信州の旅(ふじさわ山荘)


燃え上がる落葉の中の炎かな   川井
虫除けの燃える松明囲む人     雁宕
2008年7月下旬 美ヶ原の麓にある藤沢山荘の庭で初めて見た虫よけ用のタイマツの火を皆で囲んで酒を酌み交わし談笑した。(流石に日中は暑かったが夜は寒いくらいであった)
【添削】
●燃え上がる庭の炎や灯取蟲   柾木
● 松明を囲む旅路や灯取蟲    柾木
灯取蟲(ひとりむし)の言葉を知らなかった、三文字で表現出来る俳句の底力を感じる。

信州への旅(松本城)

名城に赤い欄干汗を拭く  雁宕
7/25日に一泊で松本に住む同期の友人を訪ねた、同じ同期仲間と一緒にゴルフを楽しみ美ヶ原、松本城を見学した。
【添削】
信州の名城を見て玉の汗  柾木
全体の流れと、汗を拭く→玉の汗が勉強になりました。(雁)

2008年7月19日土曜日

蓮の花(霞ヶ浦)

蓮葉(はちすば)や散るを惜しむは四日間  雁宕
「ほのぼのと 舟押し出すや 蓮の中」 夏目漱石
夏の朝に水面まで花茎を立てて開花。 朝早く開き午後3時頃には閉じる。花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散る。
昨年7月25日HS会の副会長から頼んでおいた、霞ヶ浦の蓮の開花日の連絡を受け朝暗い内に家を出て撮影した。

笹百合(花壇)

「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ」 大伴坂上郎女 万葉集
忘れ草思う人あり百合の花    雁宕
梅雨明けの日、自宅マンション下に誰が植えたか分からない百合の花が咲いていた、ふっと異国の地で生活する人を 思い出した。

2008年7月17日木曜日

十勝岳連峰(高山植物)


高山と風雪に耐え咲き誇る  雁宕

2008年7月16日に旭川に住む友人が十勝岳連峰の中富良野岳(標高1893m)と上ホロカメットク山(標高1920m)に登山した時、高山植物(チングルマ、エゾコザクラ、イワハゼ)を写真に収めて送ってくれた。
【添削】
●ちんぐるま雪を残して友を待つ 柾木

2008年7月16日水曜日

豊島園(庭の湯)の廊下にて

●置物に炭が引き立て名無し草    雁宕
2008年7月16日 先週足を運んだ豊島園の庭の湯に再び訪れた。廊下に見落とししそうな置物に目が止まりシャッターを押した。
【添削】
●涼し気な観葉植物の廊下かな  柾木

御巣鷹山(故 大貫富太郎君に捧ぐ)



●御巣鷹に友を失い茜雲  岩間

あの事故から23年がたつ、現在山崎豊子の「沈まぬ太陽」を読んで歩んで来た人生と失った友を回顧している。(写真は2007年9月14日に近くにドライブした時、お参りした時の写真)

【添削】

●亡き友の御巣鷹山や破れ傘(夏帽子)   柾木

2008年7月13日日曜日

豊島園(庭の湯)


●一輪の花の命の尊さよ   雁宕
2008年7月10日 豊島園の庭の湯の庭園で一輪の花が咲いていた。何故かそこに日が射し花が浮き上がった。
【添削】
●阿蘭陀風露ひらいてひとり湯に浸かる  柾木

近場の花


夏が来る燃える太陽味方にす   雁宕

2008年7月中旬 未だ梅雨が明けないが朝から30℃を超える日、カメラ片手に散策に出た。

2008年7月11日金曜日

富良野(ラベンダー)

富良野にて芳香癒すラベンダー  雁宕   

2008年7月10日 旭川在住の友人からラベンダーの写真を頂いた、香りの女王と言われるこの花から香りが漂うようである。

【添削】

●ラベンダーいま瑠璃色の一直線  柾木

豊島園(庭の湯)

「うら恋し わが背の君は 撫子が 花にもがもな 朝な朝(さ)な見む」 大伴池主 万葉集
撫子が朝な夕なの散策路   雁宕
2008年7月中旬都内のSPAに隣接した庭園でひっそりと咲いていた撫子が目に入った。
【添削】
●撫子や余生たのしむ豊島園  

2008年7月8日火曜日

2007年大連マラソン


笑む娘思いを馳せるベチュニアか  雁宕

【添削】

大連はいまベチュニアの花盛り    柾木
アカシアの大連旅順日本かな    柾木

2007年6月大連マラソンに参加する友人の応援に足を運んだ、会場で有森裕子に会う。

(女性はその時のガイドさん)

大洗港の魚市場


岩かきを生で食して焼いて良し  雁宕
2008年7月大洗の魚市場を訪れた、山陰で食べた岩ガキを2日に渡って生と焼いて食べた味が忘れられず、思わずシャッターを押した。
【添削】
●焼酎に焼き岩牡蠣や暑気払い  柾木
●岩牡蠣を焼いて焼酎喉が鳴る  柾木

2008年7月6日日曜日

【HS会】丸沼高原(天空の湯)


天空の霧が流れる足湯かな   雁宕

2008年6月28日前に記述したHS会でロープウェイで丸沼高原(標高:2,000m)に行き、足湯(メタけい酸)に浸かった。
生憎、梅雨空で霧がたちこめ見晴らしは叶わなかった。   
   
   
   


【添削】
               
               ●夏霧の山天空の足湯かな   柾木
                 ●天空に近き足湯や半夏生   柾木

北茨城への旅


●つつじ散り硫黄の香る湯が注ぐ   雁宕

2008年7月上旬五浦海岸の大観荘(五浦観光ホテル別館)の露天風呂で撮影
【添削】
●湯浴みして五浦経めぐる夏の波  柾木

2008年7月5日土曜日

北茨城への旅



潮騒の湯船に続く長き路   雁宕

2008年7月 五浦観光ホテル別館の露天風呂に向かう時、長い回廊があった。

添削
潮騒の廊下の長し縁端居   柾木
湯舟までの廊下の長し青岬  柾木
潮騒のとどく廊下や藤莚    柾木

北茨城への旅


折り鶴と目出度い鯉が夏を呼ぶ    雁宕
 2008年7月4日 五浦温泉観光ホテル本館のロビーで日帰り温泉の時間待ちしていると数羽の折り鶴と池の鯉が目に入った。
【添削】
川床に黄金の鯉と折鶴と  柾木

【HS会】尾瀬旅行(片品)

梅雨に来て岩魚の影の供養かな   雁宕

【添削】
尾瀬に棲むこれぞ日本の岩魚かな   柾木

2008年6月28日 HS会で丸沼高原で足湯に入り、ランディ片品で一泊し次の日花咲温泉近くの釣り堀に出かけましたが、生憎の梅雨空で釣りは諦め臭みの無い岩魚の塩焼きに舌鼓を打ち、温泉に浸かって帰路に付きました。

北茨城への旅

船頭の意気込み感ず鰹刺し  雁宕

2008年7月4日五浦グルメ海道にある、「天心丸」に寄って刺身定食(1,300円)を食した、3回目の訪問であるが、量・値段を考えると日本一の刺身と思っている。
【添削】

天心も大観食ぶ鰹かな  柾木

北茨城への旅

六角に荒ぶる波が磯を打つ    雁宕

もどる波呑みこむ波や秋ふかし つねこ
(五浦観光ホテル別館の前の案内板より)

2008年7月4日仕事の関係で五浦(いづら)海岸にある五浦観光ホテル別館の温泉に足を運んだ、近くの天心丸と言う船頭料理屋で昼食の刺身料理を食し、岡倉天心が読書と思索に耽った六角堂を対岸の五浦岬公園から写真に収めた。

【添削】

六角の堂の夜釣の雨情かな  柾木