2013年5月31日金曜日

翠扇(内閣総理大臣賞)

翠扇が総理賞得る皐あり   雁宕

今日は上野公園で行われていた「さつきフェスティバル」に足を運ぶ、流石に内閣総理大臣賞を得た皐は素晴らしかった。そのさつきの名前は翠扇」であった。

【添削】

●盆栽のその名「翠扇」皐月展   塾長


花栄える時期(練馬)

●七色の 花咲くなかで 梅雨入りぬ   京助

●梅雨入りに子供が通う傘の列   雁宕

●一面のマーガレットの笑顔かな  雁宕

練馬の友人から花の写真(アジサイ・サツキ・ドクダミ・バラ・ビョウヤナギ・メドーセイジ)と俳句を頂く、文中「梅雨入り2日目の今朝の登校路は、傘を持った小学生の列が続いてました。」は微笑ましい光景が目に浮かぶ。

【添削】

                                  ●列長き小学生や梅雨に入る   塾長

薔薇園(神代植物園)

バラの海 四海を渡り 競い合う   洋司

●バラ香り見上げる空に白い像   雁宕

調布の友人からの写真である、何故かバラ園には中世ヨーロッパを思わせる白い彫刻の像が飾られている。

【添削】

●白薔薇の香りてミロのビーナス像    塾長

2013年5月29日水曜日

法務省(桜田門)

●つつじ咲き権威を誇る法務省   雁宕

今月中旬に桜田門から日比谷公園を横切って新橋に向かう途中、法務省をカメラに収める。つつじの上にレンガ造りの法務省が良くマッチしていた。

【添削】

●法務省の法の番人躑躅燃ゆ   塾長

立葵(調布)

梅雨入りに天に向かいし立葵     雁宕

調布の友人から庭に咲く立葵の写真を頂く。「くやしくぞ  つみをかしける  あふひ草   袖のゆるせる かざしならぬに」   源氏物語 柏木

【添削】

●これからの一合目かな立葵    塾長

2013年5月28日火曜日

THE WATAMI(成増)

蝶が舞い杯を重ねて梅雨飛ばす  雁宕

昨夜は海外勤務が長かった、ジム友の先輩と居酒屋で飲む、大半は小生が飲んだがボトル2本を空ける。先輩(74歳)のように歳を召されてからの赤は良く似合う。

【添削】
  
●蝶柄に赤き裏地や梅雨に入る   塾長

2013年5月26日日曜日

Cafe de Rose(練馬)

あな嬉し薔薇の香りに包まれて   京助

●朝日浴びレンガのカフェに黄薔薇あり   雁宕

練馬の友人から写真と俳句を頂く、作られた美しさと思うが回りを楽しくさせてくれる。

【添削】

●健康なレンガカフェの黄薔薇かな 塾長

花便り(江別)

越前に比叡の山の山法師   雁宕

叔母からの花便りである、「山法師」の名前は、中央の丸い花穂を坊主頭に、4枚の白い花びらを白い頭巾に見立て、比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえた。
又、花瓶は越前焼だそうだ。

【添削】

●白頭巾越前焼の山法師    塾長

2013年5月25日土曜日

北海の屋根(旭岳)

桜咲き白装束の旭岳   雁宕

旭川の友人から写真を頂く、昨日撮った旭岳だそうだ。7月11日に登る予定で、楽しみである。

【添削】

●花咲いて優佳良織の美しき   塾長

旭川~成増(Skype)

孫と撮りスカイプ慣れの春の夕   雁宕

一昨日は旭川の友人とSkypeを行う、そこへ元気な孫二人が乱入する、これも楽しい一時である。

【添削】

●スカイプの孫の乱入初夏の暮   塾長

2013年5月23日木曜日

磯丸水産(蒲田)

初夏に来て磯丸詣で友と飲む    雁宕

元気な後輩と飲む、若き日の自分を見ているようだ。

【添削】

●初夏のわれ在り友と美酒を酌む  塾長

涼風薫る初夏(神代植物園)

マーガレット春満開の笑顔かな   雁宕

調布に住む友人から、薔薇の花の写真を頂く、その中に真っ赤に咲く「マーガレット」が素敵であった。

【添削】

●紅薔薇や緊張弛緩ひらめきて   塾長

2013年5月22日水曜日

紫蘭咲く(成増)

戸の外に紫蘭が咲いて見送られ   雁宕

3週間前にアパートの雑草の清掃が行われた、その中に紫蘭だけが残されていた。作業員の気配りに感心する。

【添削】

アパートの終日恋ひぬ君紫蘭        塾長
(あぱーとのひねもすこいぬくんしらん)

2013年5月21日火曜日

飲み会(大門)

春雨に現役社長燃える夜   雁宕

昨夜は70歳前後で個人会社ではあるが、今だ現役の社長二人と飲む、自分はリタイアして3年になるが何故か侘しい。この日は目の前の東京タワーも霞んで見えなかった。

【添削】

●現役の社長元気や若葉雨   塾長
 

運動会(旭川)

飛び跳ねる 桜の開花 子供達    洋司

集う子やシロツメクサに夢託す  京助

●待ちに待つ桜の開花跳ねる子よ  雁宕

旭川の友人から写真と下記メールを頂く。
「雪に埋もれて、鬱陶しい時間を耐え忍んだ子供たちが躍り出てきました。桜が今日開花。木々の葉が萌え出るような子供たちの遊びに元気を貰いました。孫の運動会が今日ありまして、休み時間に飛び跳ねるように遊ぶ児童達の姿をワンショトしました。」

【添削】

●花咲いて子供等うれし旭川    塾長

2013年5月20日月曜日

2月柿平(栃木)

枯葉分け節分草の三姉妹    雁宕

写真談議の中で先輩から「撮りたくなるんです、ただそれだけです。自己満足の私的財産と思っています。」の言葉を頂く。
その先輩から2月に登った柿平で撮った節分草の写真を頂く。

【添削】

●節分草写すも旅のひとつかな   塾長

2013年5月19日日曜日

開花連絡(旭川)

●北の地に桜の開花今日にあり   雁宕

旭川の友人から写真と桜の開花の連絡を頂く、関東に比べ1.5ケ月以上遅い桜の花である。早ければ良いというものでは無いので、十分堪能してもらいたい。

【添削】

●北の地の桜前線五月かな    塾長

2013年5月17日金曜日

つみ-1(赤塚植物園)

つみが舞い水飲み場に初夏香る   雁宕

このような写真を撮る為に毎日通う人がいるそうだ、今の時期巣に卵を抱えている可能性が高くこれから雛鳥が撮れたら幸せである。それにしても、始めて「つみ」を撮ろうとして1時間待ってこの写真が撮れた事に偶然性
が高いが最高の幸せである。

【添削】

●初夏の雀鷹水飲みにきてをりぬ 塾長

つみ(赤塚植物園)

猛禽の姿を求め目に青葉    雁宕

●鷹の目が見つめる先の青葉かな  雁宕

小型の鷹の一種で食性は動物食で、主に小形鳥類を食べるが爬虫類、小形哺乳類昆虫
なども食べるそうだ、偶然にも数名のカメラの中に入って撮ることが出来た、ラッキーであった。それにしても超望遠のコンデジでここまで撮れるとは良い買い物をした。

【添削】

●青葉して雀鷹の眼玉の鋭かり   塾長
 



←トリミング後の「つみ」

長さんを囲む会(ニュー新橋ビル)

歳月の過ぎし早さの初夏の宴    雁宕

長さん(85歳)を囲む会である、昔し苦楽を共にした仲間は良いものである。楽しい夜を過ごし、定番の雀荘で遊ぶ。(公伸、池さん、栄チャン)
結果は栄チャンの一人負け。

【添削】

●初夏や長老囲む仲間たち   塾長

薔薇の園-1(日比谷公園)

悶悶と異国で咲きし薔薇の花   雁宕

    薔薇の花も色とりどりであるが、それぞれが思いが詰まる花である。

【添削】

●薔薇園のあまたの香る異国かな   塾長

薔薇の園(日比谷公園)

風に乗り真紅の薔薇が香りをり   雁宕

昨夜はニュー新橋ビルでの飲み会に足を運ぶ、途中日比谷公園を横切り薔薇を鑑賞するが風向きによっては薔薇の香りを受ける。

【添削】

●紅薔薇の日比谷公園香りをり   塾長

2013年5月14日火曜日

バラフェスタ-3(神代植物園)

暗闇に 浮かぶ黄緑 バラの精  洋司

●日が落ちてライトアップの黄薔薇かな  雁宕

ライトアップに浮き上がる黄色いバラである、写真を頂いた調布の友人のセンスの良さに敬服する。良い写真は時間との戦いである。

【添削】

●顕れし黄色の薔薇の闇のなか   塾長

バラフェスタ-2(神代植物園)

夕日浴び 渦巻く花弁 これぞバラ  洋司

夕陽浴び四方に笑みし赤いバラ  雁宕

調布の友人より写真と松本の友人から俳句を頂く、夕刻の薔薇は妖艶である。

【添削】

●紅薔薇や波郷の眠る深大寺   塾長

世界遺産(富士山)

バス旅に富士が迎える春の朝   雁宕

5/2日から6日の楽しかった島根・鳥取の旅は終わった、往復高速深夜バスの旅であったが、最後に迎えてくれたのは、やはり富士の山であった。写真は沼津インターを過ぎた頃で5/6日のAM5:57分である。

【添削】

●初夏の富士山の顕れて旅終わる  塾長

2013年5月13日月曜日

バラフェスタ-1(神代植物園)

●春日和おらの作った薔薇見ろや   雁宕

調布の友人から写真を頂く、以前頂いたチューリップの写真もそうであったが、バラに特化した友人を誇りに思う。

【添削】

●薔薇園の紅薔薇若し女たち    塾長

バラフェスタ(神代植物園)

バラフェスタ春光浴びて手で描く   雁宕

調布の友人から写真を頂く、バラフェスタで絵を描く子供たちである。

【添削】

●初夏の子等の写生のパラフェスタ  塾長

三笠(横須賀)

春眠にみかさに想う暁か   雁宕

海戦の思いが巡る初夏の海  京助
  
調布の友人が横須賀に飾ってある三笠に乗船したそうだ、日露戦争で活躍した旗艦である。改装して尖閣諸島を守らせたい。(笑う)

【添削】

●尖閣も北方竹島旗艦の幟   塾長

2013年5月12日日曜日

明治神宮

春愁に癌転移報手を合わす   雁宕

一昨日は日立市に住む大腸癌を患っている友人と渋谷で昼食を共にする、その時PEC検査で肝臓への転移が分かったそうだ、癌の根は大腸の為、比較的おとなしい癌で当面は抗癌剤で治療をするとの事であった。
友と別れ、何故か足は明治神宮に向かっていた。

【添削】

●友人の癌の転移や街薄暑   塾長

2013年5月11日土曜日

大山

残雪の雄姿拝みる大山か  雁宕

山陰で一番高い山の大山(ダイセン)である、標高は1,729mであるが、傍で見ると2,000mを超える山のようであった。右方向が松江である。

【添削】

●聖五月雪を残して伯耆富士   塾長

大山寺(鳥取)

新緑の参道登り先祖会う  雁宕

大山寺は御先祖様に会える寺として有名な寺だそうだ、しかし必ず会える分ではなくタイミングがあるようだ。

【添削】

●新緑の角盤山の空気かな   塾長

2013年5月10日金曜日

由志園(大根島)-1

五月晴れ水面に浮かぶ牡丹かな   雁宕

毎年バージョンアップしているようだ、
池一面に牡丹の花が浮かぶ風情は圧巻である。

【添削】

●敷き詰める牡丹の池や牡丹園   塾長

由志園(大根島)

大花に大山作る牡丹園    雁宕

大根島の牡丹の花がみな大きい、大山の寒暖が作る牡丹であろう。この感動を伝えたい。

【添削】

●牡丹園巨花美しき芳紀富士  塾長

花瓶(温泉津焼き?)

切花に花瓶が活きる温泉津(ゆのつ)焼    雁宕

温泉津温泉街で買った花瓶のお土産に花を活けた写真が調布の友人から届く、旅の疲れが取れる。
コメント:
頂戴した、お土産の素敵な花瓶に深大寺近くの農家で売っていた切り花を生けてみました。

【添削】 

 
●温泉津焼の花瓶に活けて竹の秋   塾長

2013年5月9日木曜日

宍道湖

宍道湖の真烏賊を探る漁師かな   雁宕

超望遠(50倍)のコンデジで漁をする人を撮影する、この時期隣りの中海では鱚(キス)を釣る人や烏賊を見る。そして、大和しじみは小粒になり食べるのは難しいそうだ。

【添削】

●宍道湖の七珍漁る舟の春   塾長

嫁ケ島(宍道湖)

●春愁に伝説悲し島の影   雁宕

宍道湖唯一の島で姑にいじめられたが湖で水死した際に水神が浮き上がらせたとする伝説などいくつかの悲しい伝説が残されている。

【添削】

●春愁の黒き小さき嫁が島   塾長

2013年5月8日水曜日

出雲大社

平成の遷宮祝う春神事    雁宕

5月10日に仮本殿から本殿に大国主大神様が移られる、新本殿の屋根は檜木の皮を敷き詰めた構造だそうだ。

【添削】

●初夏の千木新しき出雲かな   塾長

2013年5月7日火曜日

温泉津(ゆのつ)温泉

湯の町に古き湯治に早苗風   雁宕

1,300年の歴史を持つ元湯泉薬湯である、飲泉も出来糖尿にも良いとのことで魔法瓶に詰める。被爆者の治療にも使われたと聞く。

【添削】

●湯の町の古き湯治場早苗箱   塾長

石見銀山(龍源寺間歩)

●間歩に入り冷気漂うノミの跡  雁宕

龍源寺間歩から坑道に入る、400年前頃作られた間歩(鉱山の坑道)にはロマンを感じる。石見銀山には大小あわせて600箇所を超える間歩があるそうだ。

【添削】

●山吹や螺燈点して鑿の跡   塾長

2013年5月6日月曜日

鼻ぐり岩(沖泊港)


青葉潮鼻ぐり岩の鑿(のみ)の跡    塾長

春風に鼻ぐり岩の夢のあと   雁宕

沖泊は、銀の積み出しや銀山での消費物資の陸揚げ等、銀山の外港として重要な役割を担っていました。入り江には自然の岩盤をくり抜くなどして作った船を係留するための「鼻ぐり岩」が数多く残っており、かつての賑わいを今に伝えています。
温泉津温泉(ゆのつ)を含めこの一帯も世界遺産に登録されている。


添削】

●薫風や鼻ぐり岩の夢の跡    塾長

石見銀山(世界遺産の街)

山吹に面影残す土塀かな    雁宕

5/2日から6日まで島根、鳥取へ塾長を訪ねる旅に出る、出張を含め4~5回の訪問になるが世界遺産の石見銀山は初めてであった。400年前の町並みにタイムスリップした風景を味わう。

【添削】

●聖五月世界遺産の土塀かな   塾長

5/2日の夜、新宿を高速バスで発って翌朝(3日)
9:56分には石見銀山の大森の町並みの撮影が出来た。観光客の姿は未だ見れなかった。
この工程を計画して頂いた塾長に感謝する。

2013年5月1日水曜日

みどりの日(5/4日)

みどりの日100円ショップで部屋飾る  雁宕

明日から新宿発の深夜高速バスで米子(石見銀山・出雲大社・大根島・大山)に向かう、そして5/6日の朝に浜松町に着く日程で島根・鳥取への吟行と写真撮影の旅にでる。みどりの日に飾ろうとしたミニチュアの鑑賞用の盆栽(?)を買う。乗せる台を含め100円ショップで計600円で買う。

【添削】

●山野草あがなう部屋やみどりの日  塾長