負けて、勝つ（吉田茂）

●過ぎし夏燃える心に負けて勝つ　　　雁宕

9/6日（土）から連続5回でNHK総合で吉田茂を演じる渡辺謙主演の「負けて、勝つ」を放映している(10/6日が最終回）、偏見であるが野田首相・安倍総裁・山口代表が貧弱に見える。

【添削】

●「負けて、勝つ」天下国家の赤とんぼ　塾長

白寿の湯（神流川）

●アルカリのぬる湯に浸かり秋の空　　　　雁宕

昨日の続きである、温泉水の汲みとりの後、寄った温泉である。数少ない埼玉県の温泉で5
ツ星（温泉みしゅらん）の温泉である。ぬる湯に1時間浸かる。参考までにアルカリ性の高さは埼玉県が全国No.1だそうだ。

【添削】

●ぬるま湯に魔羅放ちけり秋の空　　　塾長

関越道（嵐山PA近辺）

●天高く雲が迫りし手を伸ばす　　　雁宕

ジム友のご夫婦と温泉水を汲みに秩父へ行く、帰りに温泉に浸かりコッテリ系のラーメンを食べるいつものコースである。

【添削】

●秋の雲浮かんで綿に手をのばす　　塾長

●秋の雲近付くものに飴の綿　　　　　塾長

栗の思い出

●札幌の祖母が拾いし栗ご飯　　　　雁宕

幼少の頃、毎年庭に実る栗をダンボール一杯に送ってくれた遠い昔しの祖母を思い出す、毬栗を拾い子供・孫を思う祖父母に毎年栗を見ると感謝する。

【添削】

●思い出はほとけの祖母の栗ごはん　塾長

光が丘公園（練馬区）

●乱気流カメラを向ける秋の雲　　　雁宕

水道の水が手に突き刺すような冷たさである、練馬に住む友人から雲を主眼に6枚の写真を頂く、センスの良さに感心する。

【添削】

●人生のよき旅をせよ秋の雲　　　塾長

鯛の刺身（青森）

●陸奥湾の鯛刺し食し集う友　　　　雁宕

旭川に住む友人から、高校のクラス会を青森で行った時の写真を頂く。40cm以上の鯛の刺身を食べたそうだ、羨ましい限りである。

【添削】

●海は秋陸奥湾鯛を舟盛りに　　　塾長

飛鳥大仏

●秋空に過去を見つめる飛鳥仏　　　雁宕

先日、仏像に興味を持つ女優さんが日本最古(1,400年前）の飛鳥大仏を見て涙した場面が放映された。正面を見つめるのではなく右下目線に興味を持つ。

【添削】

●秋高しいのち見つめる飛鳥仏　　　塾長

秋海棠（江別）

●柱釘掛け花入れの秋海棠　　　雁宕

●秋海棠  西瓜の色に 　咲きにけり　　　松尾芭蕉

メールに添付された白色シュウカイドウである、禅語を二つ頂く。その内勉強したい。

【添削】

●秋海棠活ける美人の三姉妹　　　　　塾長

蓮華升麻（江別）

●お彼岸にレンゲショウマを備前入る　　　　雁宕

江別の叔母からメールの返信を頂く、備前の花入れ（花瓶）に黄蓮華升麻を入れて仏前に飾ったそうだ。

【添削】

●備前焼に活けて黄蓮華升麻かな　　　塾長

墓参り-1(柿生霊園）

●お彼岸に墓参済ませ献杯す　　　雁宕

●彼岸花形見と供の墓参かな　　　雁宕

先祖を敬う気持ちは永遠に持ちたい、韓国・中国との領土問題は先人が一番憂いているであろう。お墓の入り口の左右にその内、植樹をしたい。

【添削】

●萩月の先祖大事や秋彼岸　　　　塾長

墓参り（柿生霊園）

●彼岸花律して供養の墓掃除　　　雁宕

彼岸の中日である、祖母が建てた柿生霊園にお参りに行く。お墓は今年4月に母が清掃した関係から綺麗であった。雑草の除去だけを行い手を合わす。

【添削】

●閼伽注ぐ供花いきいきと秋彼岸　　　塾長

食事レポート

●長寿へと食事レポート作る秋　　　　雁宕

一週間分の食事レポートを作り、掛かり付けの栄養士に提出した。ここまで自己管理をされている人は初めてとの言葉を頂く、一人暮らしは栄養バランスが心配である。

【添削】

●青春の歳を加えて天高し　　　　塾長

寿毛平-2（新橋）

●天高く心を感ず料理かな　　　雁宕

寿毛平(スケヘイ）で酒の肴として食べた料理である、手前から揚蕎麦五目あんかけ、青森産ハーブ豚の温しゃぶサラダ、栃尾油揚げ納豆焼きである。

【添削】

●秋高しもてなすといふ料理かな　　　塾長

寿毛平-1（新橋）

●集まりし還暦祝い秋近し　　　　　雁宕

●先憂の後楽求め秋が来る　　　　雁宕

昨夜の余韻を楽しんでいる、日立の社訓で「先憂後楽」がある、人生の歩みに参考にしたい。

【添削】

●先憂後楽の生き方がある秋彼岸　　塾長

寿毛平（新橋）

●祝い酒人生節目秋の空　　　雁宕

昨夜は新橋で還暦祝いを行う、継続して勤めるそうだが気持ちを新たに精進して欲しいものである。

【添削】

●人生の節目の秋の祝い酒　　　　塾長

標高測定

●スマホにて標高測り虫の声　　　　雁宕

スマートフォンのアプリケーションに「AR山1000」がある、GPSから山の名前を教えてくれるAPPであるが、その画面の中に現在地の標高を測定してくれる。津波対策に利用したい。参考までに現在住んでいる成増は34mと表示している。

【添削】

●標高を測るアプリや昼の虫        　塾長

敬老の日

●敬老を祝いし人は今何処　　　雁宕

敬老を祝う人、祝ってくれる人が乏しいが2～3年後には孫の顔を見たい。

【添削】

●赤飯を炊いて日の丸敬老日　　　　塾長

幹事会（寿毛平）

●幹事会来春旅行蕎麦湯割り　　　雁宕

お蕎麦屋さんが経営する居酒屋である。揚蕎麦五目あんかけ、青森産ハーブ豚の温しゃぶサラダ、栃尾油揚げ納豆焼きの一品料理の評判が良かった。幹事会は大学の研究室の来春一泊旅行の計画を行った。
写真は〆で食した舟盛り蕎麦(2人前)を三人で食べる。

【添削】

●来春の旅行計画秋灯し　　　　塾長

鉢移し（成増）

●芽が伸びし鉢に移して秋を待つ　　　雁宕

栽培セット缶の芽が大分伸びた(7cm)ので、先日鉢に移した。花の種の名前は種が入っていた袋を捨ててしまったので不明であるが、咲いた時調べるのも楽しみである。

【添削】

●伸びる芽を鉢に移して秋彼岸　　　　塾長

HbA1cの推移

●A1cが秋検診の贈り物　　　　雁宕

昨日の検診で糖尿病を判定するHbA1cの値で「良」を得る、2日続けてお酒は慎んだが今日は学生時代の研究室の友二人と新橋で飲むことにする。

【添削】

●糖尿のヘモグロビンや虫の夜　　塾長

糖尿病定期健診（埼玉病院）

●糖尿と戦い続け長き夜　　　雁宕

今日は国立埼玉病院で主治医（内科医局長）の採血による健診を受ける。糖尿病は前回7月と同じHbA1c：6.8の「良」であったが肝機能が若干悪くなっている。節酒を勧められる。
糖尿病は治療を受けて2年3ケ月になるが、専任の栄養士さんが付いてアドバイスを頂いているが大変感謝している。

【添削】

●糖尿の病と闘ふ横綱の秋　　　　塾長

無窮花（木槿）

●木槿散る大韓民の無窮花　　　雁宕

ジム友の先輩から過日ブログに掲載した木槿の花に関してコメントを頂く、（この花は「無窮花（ムグオンファー韓国語）」といわれ、大韓民国の国花で「いかなるときも窮する事が無い」という意味を含め韓国人は日本人の桜と同様特別の感情を持っています。）写真は大家さんの庭に咲く高さ3mの見事な白木槿である。

【添削】

●無窮花すなはち木槿底の紅　　　　塾長

あなたへ（有楽町）

●朝焼けに散骨沈む海の色　　　　雁宕

　昨夜は友人が優待券を手に入れたので、有楽町マリオンで高倉健主演の「あなたへ」を見に行く、富山から長崎への景色と流石に健さんの演技は素晴らしかったが、ストーリーに一抹の不満が残る。

【添削】

●秋暁や散骨をして海の色　　　塾長

アベリア（練馬）

●アベリアが甘い香りでハイポーズ　　　雁宕

友人から頂いた花メールの写真の一枚である「季節の花300」では今の季節車道の脇に咲き、甘い香りを放つと紹介していた。

【添削】

●アベリアの放つ香りの晩夏かな　　　　塾長

ピンクの木槿（練馬）

●咲き落ちて次は私よ花木槿　　　雁宕

友人より頂いた花メールである、大家の庭先にも白い木槿が6月頃から咲いているがこの「一日花」の蕾の多さには驚く、そして長い間綺麗な花を楽しませてくれる。

【添削】

●咲き満ちていのち短し花木槿　　　塾長

秋刀魚の塩焼き（成増）

●生さんま苦味加わり酒の友　　　　雁宕

刺身用の生さんまを料理する、とは言っても換気を気にしながらの塩焼きである。塾長のブログにあった句は的を得ている。（下記参照）

●年金の引き算ぐらしさんま焼く　　　吉田安子

【添削】

●明治の祖母秋刀魚の腸を好みけり　　塾長

秋刀魚（ダイエー）

●初物の旬の秋刀魚に目が移る　　　　雁宕

未だ値段が148円/尾と高かったがさんまを買う、塩焼きにして食べたい。

【添削】

●火だるまのかぼす搾りて初さんま　塾長

磯丸水産（池袋）

●雷光に網焼き踊り友と飲む　　　　雁宕

昨夜は川崎に住む後輩から声が掛かり、池袋の自分で焼く海鮮居酒屋へ行く、外は久しぶりの雨であった。

【添削】

●秋雷や魚貝並べる網の上　　　　塾長

サフィニア（練馬）

●秋を待ち深紅の花の笑顔あり　　　　雁宕

練馬に住む友人から花メールを頂く、夏の花は強くて逞しい。


【添削】

●サフィニアの花の笑顔や夏惜しむ　　　塾長

花虎の尾（成増）

●道端の花虎の尾とジム通い　　　　雁宕

スポーツクラブへ行く途中道路脇に咲いていた花である、名前を探すのに苦労する。
名前の由来は茎が角ばっていて、   花が虎の尾に似ていることから。 さらに、花が美しいので「花虎の尾」の名前が生まれたそうだ。

【添削】

●虎の尾の花を横目にジム通い　　　　塾長
    

隠岐の島-1

●夕景のローソク岩に火が燈る　　　雁宕

ローソク岩の存在は一昨年友人と北海道の積丹半島へ行った時知った。ローソク岩に火を燈すにはタイミングだけだそうだ。放映中紹介のあった、西ノ島の「みつけ島荘」に泊まって堤防でアジを釣って、あわび丼・イカ素麺を食べたいものである。

【添削】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●夕焼けやローソク岩に火を燈し　　　塾長

隠岐の島

●赤壁に夕日が染みる西ノ島　　　　雁宕

　8/25日放映の「奇跡のにっぽん海百景」の録画を見る、隠岐の西ノ島出身の田中美佐子が案内してくれた、西ノ島に上陸して1年数か月前に亡くなった両親を想い堤防で涙した時は貰い泣きした。

【添削】

●赤壁に夕焼け突き刺す隠岐の島　　　塾長

空転国会

●木漏れ日に空転国会民不在　　　雁宕

国会は大事な政策、法案のけじめを付けるべき時に、実質的に休眠となってしまった、残念である。派閥解消と言いながらも、結局派閥が代表なり総理大臣を選ぶ組織に疑問を感じる。写真は4年前(2008年9月）に撮ったものである。

【添削】

●国会のまたも空転秋思かな　　　塾長

メニュー（自宅）

●お品書き友を迎える夏の夜　　　　　雁宕

金曜日の飲み会のメニューである、50円～100円/品/人である、外食の高さに驚き今後の飲み会に大きな影響を与えそうである。

【添削】

●秋風や友を迎へるお品書　      塾長

飲み会（成増）

●稲穂垂れ実りし報の二日酔い　　　雁宕

昨夜はジム友より頂いた大天狗の一升瓶を還暦を迎えた酒好きの友人を呼んで3人で飲み会を行う。次の日、友人が島根（浜田）の母親に電話をした所、稲穂の刈入が終わったとの報を受ける。
写真は朝食のパンを食べる友人である。

【添削】

●稲刈や天狗の酒に二日酔い　　　　　塾長