2011年6月29日水曜日

一輝(西武線豊島園前)


●汗を拭き煙が誘い鳥を焼く   雁宕

 路地に煙が充満している、何度かその誘いに乗りのれんをくぐった。焼き鳥は焼きたてが旨い。

●焼鳥の暖簾の煙玉の汗  塾長

庭の湯(8周年記念)


暑き日に8年前が蘇る   雁宕

 毎週足を運ぶ豊島園の庭の湯が8周年を迎えた、日立の本部長と営業部長とで8年前に招待券で利用したことを思い出す、その時オーナーの堤清二氏を隣のレストランで営業部長に紹介して頂いた。


【添削】

●暑き日や八年前のレストラン 塾長

2011年6月28日火曜日

書道展(六本木)


花の蜜みすずの詩に筆動く   雁宕

 先日、見学した「日本の書展」の写真を整理していたら、金子みすずの詩を題材にした書が見つかった。CMに流れている「すずめの母さんそれ見てた」である。

【添削】

●町薄暑みすずの詩の墨書かな  塾長

函館山


先達の山行写真涼むなり   雁宕

 年2回のHS会の一泊旅行の登山の良きアドバイザーの先輩から写メールを頂く、24日から3泊4日で函館山・恵山へ登られた時の写真を数枚頂く。


【添削】

●山に聞け函館山の涼しかり  塾長

埼玉国立病院


病い晴れ夏日の花や強きなり   雁宕

 定期健診で題記病院を訪れる、塩分・油を控えて1.5ケ月になるが血圧が正常値(123/77)であった。しかし、CTスキャンの結果腎臓結石の疑いが有り近々に泌尿器科の診断を受けることにした。病院近くのレストランの前の花壇に綺麗な花が置いてあったのでカメラを向ける。


【添削】

●健康が一番大事百日紅  塾長

2011年6月27日月曜日

茶会(札幌)


春茶会切磋琢磨の京都かな   雁宕

 6月中旬に江別に住む叔母から、本家京都から先生が来られて多忙とのメールを頂く。叔母の家には立派な茶室が建てられている。

【添削】

●涼しさや風を通して茶会待つ 塾長

2011年6月25日土曜日

新撰組リアン(池袋)


イベントに群がる娘暑さ知る   雁宕

 題記のグループの握手会が催されていた、お金を払ってサインや握手会を行う良き時代である。震災支援の文字を探したが見当たらなかった、年寄の妬みかな。

【添削】

●サイン会に群がる娘等の暑さかな  塾長

2011年6月23日木曜日

池袋


梟(ふくろう)が飛び立つ街の初夏の夜   雁宕

 昨夜は有楽町線の東池袋サンシャインへ地下道を通って待ち合わせの居酒屋「かば」へ行く、途中ふくろうの置物が飾ってあった。池袋とふくろうの関係を思い出す。

【添削】

●池袋にふくろうの待つ暑さかな  塾長

炉端「かば」(池袋)


就活の成功願う暑き夜    雁宕

 友人の息子の就職のお祝いをする、子供は結婚するまで手が離れない。時代は変わった。尚、安来に本店のある「かば」の池袋店が5/20日にオープンした。

【添削】

●就職の成就を祝う夏暖簾  塾長

石垣島(写メール)


盲目に肌で感じる春の旅   雁宕

 今月初めに友人夫妻が盲目のご婦人を連れて石垣島へ旅をした、このご婦人はどんなに喜んだか心中を察する。

【添削】

●うりずんの旅の喜び盲ひし人  塾長

2011年6月22日水曜日

6月の真夏日(成増)


真夏日にグラスの梅雨に夏近し   雁宕

 今日の外気温は31℃である、部屋の温度は33℃であるが、クーラーは付けずに頑張っている。未だ6月である、今年の夏は暑くなりそうである。

【添削】

●焼酎のオンザロックや夏至の夜 塾長

2011年6月21日火曜日

マクレガーカントリークラブ(千葉、大多喜)


乱れ打ち心を癒す松葉菊   雁宕

 楽しみにしていたゴルフを題記コースで行う、最初のホールのパー5で11をたたき全てが終わった。最終的にはラウンド110であった。次回7/4の野球部OBコンペで頑張りたい。尚、コース内に咲いていた松葉菊が慰めてくれた。しかし、4人で19,800円(4,950円/人)は安かった。

【添削】

●石垣に咲くや上総の松葉菊  塾長

2011年6月18日土曜日

コースシミュレーション


梅雨空にコース攻略夢の中  雁宕

 来週月曜日は友人4人とで千葉のゴルフ場へ行く、最近のゴルフ場はインターネットでコースガイドをダウンロードできる。ゴルフレッスンの成果がどこまで出るか楽しみである。

【添削】

●梅雨空にゴルフコースの予習かな  塾長

2011年6月16日木曜日

日本の書展(六本木)


初夏の句に美を感じる深さがある   雁宕

 先週見学した題記書展で素晴らしい言葉を発見した、美を追求する姿勢に勇気を与えてくれた。その内、俳句にも美を発見したいものである。しかし、現在の心境は俳句は愛と表現したい。

【添削】

●美しき言の葉に合ふ夏のはじめ  塾長

千代萩(江別)


花便り千代萩が天を向く   雁宕

ルピナスの生きる人生範とする  雁宕

 叔母から花便りを頂く、昔、祖父母の札幌の家に咲いていたルピナスのようと表現をされていた。

【添削】

●人生の範を示さむルピナスよ  塾長

2011年6月14日火曜日

扇風機


震災に協力叶う扇風機   雁宕

 昨年の猛暑時はクーラーで凌いだが、今年は扇風機で耐えようと思う。それにしても、近くのニトリでほとんどの機能が付いて2,980円は安かった。(8枚羽根であった、効果は?)


【添削】

●震災に耐えよと廻る扇風機  塾長

2011年6月13日月曜日

石垣の塩


石垣の塩を振りかけゴーヤかな   雁宕

 石垣島へ観光した友人のお土産で「石垣の塩」を頂く、粉のような塩で”塩分控えめ”を志す人にも身体に良さそうである。

【添削】

●石垣島の塩の苦瓜フライパン  塾長

2011年6月12日日曜日

銭葵(武蔵関公園)

一文の銭を貰いし咲く花よ   雁宕

鴨の子を盥(たらい)に飼ふや銭葵    正岡子規

 後輩からの花便りである、今日は日頃請求を受けているカードの明細を調べる。4月に渡航した時ソフトバンクから50K¥の請求を受けるが、身に覚えが無いためクレームを付ける。そして旅行会社とNYのホテルからの二重請求を発見する。お金は大事にしたい。
その後の調査で全て返金を受ける。

【添削】

●天辺までついに咲いたか銭葵  塾長

酔仙翁(成増)


叔父と飲み赤面誇る酔仙翁   雁宕

 花の名前が分からづ江別の叔母に聞く。この花は赤い顔、とのことで、酔っぱらった赤い顔から連想して名づけられたらしい。昔、亡き叔父と江別で飲んだことを思い出す。


【添削】

●酌み交わす叔父のごときや酔仙翁 塾長

武蔵関公園

カワセミにレンズを向けてハイ・ポーズ   雁宕
後輩から花(鳥)便りを頂く、紫陽花・未央柳(びょうやなぎ)・銭葵の写真を頂く、草木が生き生きとする季節である。梅雨の合間に外へ足を向けよう。


【添削】

●翡翠の三羽生き生き輝けり  塾長

秋田屋(浜松町)


焼き鳥の煙が誘う初夏の夜   雁宕

 日本書展(六本木)の帰りに同期4人で題記近辺では有名な焼き鳥屋で近況報告を行う。右端が書道の師範である。その帰りにカラオケ大会でストレスの発散を行う。

【添削】

●梅雨の夜の煙り充満焼鳥屋  塾長

日本書展-1(六本木)


梅雨空に筆をあやつる師範かな   雁宕

 一日一句も欲が出て来るものである、短冊等にすらすらと句が書けたらと思う。

【添削】

●梅雨空や日本書展の楽しかり  塾長

日本書展(六本木)

  
雪ダルマ異国の地への贈り物  雁宕

 6/9日から19日まで国立新美術館で「日本書展」が行われている、友人の書道の師範が出展しているので同じ同期を誘い足を向ける。その帰りに写真の俳句を書いて頂く。

【添削】

●ナイヤガラの滝にどかりと雪だるま  塾長

2011年6月9日木曜日

被災地支援一泊旅行の計画(HS会)


友と飲み被災地支援計画す  雁宕

 年二回のHS会の旅行に震災により閑散としている福島の山湯温泉へ行くことにした。その下打ち合わせを神立(土浦)で行う。参加者は10名を超えそうである。

【添削】

●被災地の旅行計画茄子の花  塾長

コナミスポーツ-1(成増)

  
梅雨飛ばし寄せを学びてシングルへ   雁宕

 ゴルフレッスンも最近はコースを回るようにしている、北六甲のコースで92がベストスコアーであるが、今日は先生から寄せのテクニックを学び奈良グランデージでハーフ41を記録する。

【添削】

●バーチャルのイメージゴルフ熱帯魚 塾長

2011年6月8日水曜日

黒百合(江別)

  
黒百合が生きて帰還に手を叩く   雁宕

 叔母からの花便りである、「消えてしまった と 思っておりました黒百合が舞鶴草の中で咲いていました。写真は一本ですが三本咲いていて嬉しくなりました。この場所は一番にカタクリが咲く所です。」
又、「愛する人へ、そっと贈ったクロユリを相手の人が手にとれば、二人はきっと結ばれる」、というアイヌの伝説があるそうだ。

【添削】

●猿払の黒百合今も元気なり  塾長

2011年6月6日月曜日

夕陽(成増)


汗を掻き初夏の夕陽に乾杯す  雁宕

 スポーツクラブの帰りに見事な夕陽を拝むことが出来た、何人かの主婦が同じように携帯のカメラを向けていた。

【添削】

●汗噴いて須佐之男の陽に献盃す  塾長

花便り(江別)


ピンク花マーマレイドのマルメロか   雁宕

控えめに叔父が見つめるホウチャク草  雁宕

 江別に住み茶道を極めた叔母から花便りを頂く、有難いことである。マルメロは秋には実を付けジャム(マーマレイド)になるそうだ。又、ホウチャク草(宗)は出しゃばらず陰で支える花のような気がする。

【添削】

●六月の榲桲便り花便り  塾長

2011年6月5日日曜日

紫陽花(黒姫)


黒姫の濡れる紫陽花目を癒す   雁宕

●紫陽花や藪(やぶ)を小庭の別座敷    芭蕉

 庭の湯の庭園で撮った紫陽花である、紫陽花の種類は多く何故か梅雨に濡れた花は綺麗である。

【添削】

●山門に紫陽花ありし頃に逝く  塾長

東京メトロ構内(池袋)

  
足を止め幸せリング緩む初夏   雁宕

 地下鉄の構内に彫刻家宮田亮平の作品が飾られていた。芸術の理解には乏しいが、興味を持つことから始めたい。

【添削】

●梅雨晴間イルカ彫刻地下道に  塾長

2011年6月4日土曜日

東大駒場(公開)

  
情けなし日本の政治春嵐し    雁宕

 言った言わないの低次元の話である、国民も「自分の身は自分で守る」の精神で頑張ってもらいたい。あくまでも放射能問題も生活を奪ったのも全て震災である、誰のせいでもない。

【添削】

●日本の政治空転五月闇   塾長

2011年6月2日木曜日

山法師(庭の湯)


露天から眺める庭の山法師   雁宕

 定例の豊島園の庭の湯へ行く、庭園には紫陽花が咲き始めていたが、露天風呂から見る山法師が見事であった。あたかも木の葉に雪が積もったようでもあった。

【添削】

●夢千代の湯村温泉山法師  塾長

2011年6月1日水曜日

紫蘭(成増)


道端に紫蘭が踊り歩が進む   雁宕

道端に紫蘭(?)が群生していた。写真を撮り、家に帰りインターネットで調べたら紫蘭に似ていた。いずれ文目(あやめ)か 杜若(かきつばた)ではないようだ。

【添削】

●あの角に紫蘭のありて雨を聴く  塾長