2011年4月30日土曜日

ウィリアム王子成婚

   
ダイアナが見つめし愛を結ぶ春   雁宕

 昨夜は久し振りに祝いの行事が放映された。自動車事故でこの世を去った母親(ダイアナ妃)が見つめているような結婚式であった。

【添削】

●ユニオンジャックの旗翩翻や春の婚 塾長


●ダイアナの浄土や春のビッグベン 塾長

2011年4月29日金曜日

根津神社-2

   
貴婦人の風格感ずつつじかな   雁宕

つつじいけて其陰(そのかげ)に干鱈(ひだら)さく女 芭蕉

 つつじ祭りの花を一眼レフでアップで撮る、つつじには300種類の花が有るそうだ、あたかも昔、貴婦人達がパーティーで着飾った姿を連想する。

【添削】

●ウエディングドレスは秘密つつじ燃ゆ 塾長

根津神社-1

  
兄弟でつつじ祭を祝いけり   雁宕

 異国の小さな兄弟が綺麗に着飾って、縁石に座ってソフトクリームを食べていた。微笑ましい家族であった。

【添削】

●兄妹のつつじ祭の絆かな 塾長

根津神社

  
連休につつじの丘に人の列   雁宕

 根津神社でつつじ祭が行われていたので足を運ぶ、神社の参道は出店と人混みであった。日本は小さな国との印象を持つ。

【添削】

●黄金週間つつじ祭の人の列 塾長

つつじ咲く(成増)

   
浮き浮きと初夏を迎えるつつじかな  雁宕

百両の石にもまけぬつつじ哉(かな)   小林一茶

 つつじが満開である、毎年この季節と秋の紅葉シーズンは好きである。今日の午後は天気も良いのでつつじ神社で有名な都内の根津神社へ足を向ける。

【添削】

●湯けむりの岩のあい燃ゆ山つつじ 塾長

滝の音(ナイヤガラ)

  
轟音が聞こえるフォトに包む霧    雁宕

 ニューヨーク紀行の写真を整理している、思い出が蘇る貴重な時間である。その中に一枚の写真を見つける。

【添削】

●瀑音の轟きわたる滝しぶき  塾長

2011年4月25日月曜日

木蓮(成増)


木蓮の花の命や雨の音   雁宕

 木蓮の大きな花びらが落ちる音は、あたかも大粒の雨が降ってくる音に似ているそうだ。この花のスケールの大きさが伝わって来る。

【添削】

●大粒の雨降るごとし紫木蓮 塾長

桃の花(成増)


賑やかに心が浮かれ桃の花   雁宕

●白桃や莟(つぼみ)うるめる枝の反り     芥川龍之介

 スポーツクラブに行く途中に、ピンク色が鮮やかな桃の花が咲いていた。これから夏にかけて草木が目を覚ます時期である。

【添削】

●スポーツのクラブへ通う桃の花  塾長

2011年4月24日日曜日

ジャック・ダニエル(3リットル)


思い出をジャックを飲みし春の夜   雁宕

JFKの免税店で3リットルビンを買う、今日は皐月賞を友二人とジャックを飲みながらアパートで予想をする予定。

【添削】

●亀鳴くやジャック・ダニエル飲むべしと 塾長

めぐり逢い(An affair to Remember)

エンパイア稲妻光り長き夜   雁宕
   
102階の展望台で撮ったビデオを編集していたら、「めぐり逢い」の録画に気が付き見てしまった、終盤は泣き通しであった。別れてから半年後に一番天国に近いエンパイアステートビルの102階で7/1日のPM5:00に待ち合わせをしたが、夜半までケーリー・グラントがデボラ・カーを待つが現れなかった。昔と変わらない同じ場所に立てて感無量であった。


【添削】

●春宵の稲妻ありて摩天楼  塾長

2011年4月22日金曜日

メトロポリタン美術館

  
春雨に濡れし歩きて美術館   雁宕
    
 ホテルからセントラルパークの中程にあるメトロポリタン美術館まで霧雨の中7Kmを歩く、普段スポーツクラブで鍛えた健脚に感謝する。

【添削】

●星条旗春雨傘の美術館  塾長

2011年4月21日木曜日

リバティ・アイランド(自由の女神)


春風に自由を求め女神像   雁宕

 JTB主催のニューヨーク一日市内観光に参加する、生憎霧雨模様であったが自由の女神を40分程度並んでリバティ(自由)アイランドへ渡る事が出来た。ガイドさんに感謝する。


【添削】

●春風や自由の女神愛し抜く  塾長

2011年4月20日水曜日

セントラルパークの桜


セントラルパークの池に桜咲く   雁宕

千鳥ヶ淵の桜に見送られ、セントラルパークの桜が出迎えてくれた、大きな公園で咲く桜は幸せそうであった。

【添削】

●セントラルパークの池の桜陰 塾長

千鳥ケ淵


●震災に桜が送る旅路かな   雁宕

 ニューヨークへ旅立つ前の日に千鳥ヶ淵の桜が満開との報に足を運ぶ。

【添削】

●震災の日もあとの日も桜かな  塾長

2011年4月19日火曜日

山吹の花(セントラルパーク)

岩盤の山吹の花冴え誇る   雁宕

ほろほろと山吹散るか滝の音   芭蕉
   
 セントラルパークは岩盤を砕いて作った人造の公園で、爆薬は南北戦争で使われた量より多かったそうだ。
  

【添削】

●岩盤に山吹あまた枝垂れをり  塾長

梨の花(セントラルパーク)

   
街角に心を癒す梨の花   雁宕

 マンハッタンの街角には梨の花が満開であった、この木に生る梨は小粒で実はジャムにして食すそうだ。写真はセントラルパークで撮った。

【添削】

●マンハッタン梨の街角花盛り  塾長

ダコタ・アパート(ジョン・レノン)

   
春雨にジョンとヨーコの愛の巣か   雁宕

 1980年にダコタ・アパート前で銃弾に倒れたジョンを偲ぶかのように、現在も写真のアパートにオノヨーコは住んでいるそうだ、セントラルパークの西側の閑静なアパート前には2~3名の人が写真を撮っていた。

【添削】

●春雨やダコタ・ハウスの銃弾に  塾長

2011年4月18日月曜日

エンパイア・ステートビル

春空を見上げる塔のしのび逢い   雁宕

 暮れになると、時々上映されるケーリー・グラントとデボラ・カーの「しのび逢い」で待ち合わせたビルである。その展望台に登りマンハッタン島を眺望する。

【添削】

●摩天楼より春風のゴジラかな  塾長

2011年4月17日日曜日

ナイヤガラの滝(全景)


●雪解けの水音響くナイヤガラ   雁宕

 
 カナダ側からアメリカ滝と奥にHorseshoe滝(カナダ滝)を眺める。春になり寒暖の差の為か霧が多く発生していた。

【添削】

●アメリカや大音響の雪解滝  塾長

ナイアガラの滝(アメリカ滝)


爆音と霧を舞い上げ名残雪    雁宕

 8日から1週間の予定でニューヨークへ旅をする、目的は写俳と現在の政治を地球の裏側から見てみたい事であった。(写真はアメリカ側から見た、アメリカ滝)

【添削】

●爆音や名残の雪の大瀑布   塾長

2011年4月6日水曜日

桜満開(庭の湯)

  
●満開の川面に垂れる水憎し   雁宕

桜咲く前より紅気立ちこめて 山口誓子

さまざまのこと思い出す桜かな   芭蕉
  
 定例の豊島園(庭の湯)行を再開する、成増から光が丘経由で約5Kmを歩いて湯に浸かるが庭の湯の裏手に綺麗な清流に桜の花が満開であった。しかし、水を見ると巨大津波を思い出す。

【添削】

●みちのくを案じてをりぬ桜かな  塾長

雪柳(成増)

  
散歩路に出雲で買いし小米花   雁宕

 ジムへ行く途中に見事な雪柳が咲いていた、奥出雲で買った真っ白な米を思い出す。雪柳はお米を散りばめたように見えるので小米花とも言うそうだ。
  
【添削】

●小米花咲いて出雲を思いをり  塾長

2011年4月5日火曜日

椿咲く


紅白の春山茶花の祝い酒   雁宕

落(おち)ざまに水こぼしけり花椿 芭蕉

後輩から綺麗な椿の花の写真を数枚頂く、そのセンスの良さに感心しながら一献傾ける。

【添削】

●紅白の一枝に一献花椿  塾長

2011年4月4日月曜日

アルミケース

   
桜咲きアルミケースの旅支度  雁宕

 ニューヨーク旅行用にカメラ類を入れるアルミケースを購入する。

【添削】

●朝桜アルミケースの旅鞄  塾長

2011年4月2日土曜日

快気祝い(江別)

   
名椿の快気祝いに春近し  雁宕

茶人でもある叔母から快気祝いのお品を頂く、名椿とは晩秋から晩春までと花期の長い椿。華人、茶人にとって親しみの深い花で品種も多い、今でも名椿と言われる木々が、往年の熱気を伝えているようです。

【添削】

●名椿てふ快気祝いの椿かな  塾長