2011年5月31日火曜日

毒痛み(十薬)


毒痛みの効能多し茶の湯かな   雁宕

 アパート前に毒痛みの花が綺麗に咲いている、どくだみ茶の効能は血行を良くする・毛細血管を強固にする・高血圧に良いーーー多いいそうだ。

【添削】

●十薬や犬に引かれて万歩計  塾長

2011年5月30日月曜日

歩数登録(健保)


●春暖に歩数登録勤めなり   雁宕

 10,000歩/日を目標にしている、健康はお金で買えないと言うが議論の余地がある。ジムへ通ったり、健康ランドで運動して健康を維持している。

【添削】

●囀りや数値管理の歩数計  塾長

2011年5月29日日曜日

大河ドラマ(江~姫たちの戦国)


梅雨入りに女心の果敢なさよ   雁宕

 浅井茶々が秀吉の心に負けた、女心(おんなごころ)の弱さを垣間見た。

【添削】

●梅雨に入る女心の灯の弱さ  塾長

2011年5月28日土曜日

DVDの制作(ニューヨーク)


思い出をDVDの花曇り   雁宕

 梅雨入りである、外出を控え4月8日からのニューヨーク紀行のDVDを制作する。映像を見てセントラルパークを歩いた時、雨に濡れた桜の花の見事な姿が蘇る。

【添削】

●セントラルパーク吟行花の雨  塾長

2011年5月26日木曜日

花便り-2(江別)

    
●後楽に実りの秋の万年青(オモト)咲く    雁宕
   
 叔母の庭に咲くツバメオモトの写真を頂く、秋には赤い実が付くようだ楽しみである。


【添削】

●初夏の万年青の花の楽しかり  塾長

花便り-1(江別)

    
薬草に原発事故の延齢草    雁宕    
     
 原発事故も急な成長の副産物のような気がする、医学も薬の副作用を気にしながら飲む時代である。この延齢草の根は食あたりに煎じて飲むと良いそうだ。


【添削】

●原発や延齢草は立葵  塾長

花便り(江別)

   
隅に咲く白根葵は葉が守る    雁宕

 叔母から白根葵の写真を頂く、兼題に困っていた時で大助かりである。この白根葵の大きな葉はギザギザしているようである。


【添削】

●北国の白根葵の立ちにけり  塾長

2011年5月22日日曜日

上場企業の2010年度純利益


寒さ過ぎV字回復見事なり   雁宕

 一昨日タイトルの発表があった、経営基盤がしっかりした「日立製作所」と東芝が絵に描いたようなV字回復を果たした。

【添削】

●作#のV字回復麦の秋  塾長

2011年5月21日土曜日

東京スカイツリー(京葉道)

  
薄暑にて頂き極めスカイツリー   雁宕

 千葉からの帰り夕陽を背にしたスカイツリーを眺めた、世界一の高さ(634m)に到達したそうだ。

【添削】

●夕焼けのスカイツリーの武蔵かな  塾長

2011年5月20日金曜日

日製43会ゴルフコンペ(新千葉)

  
宴安の同期コンペの春日和   雁宕

 実力者の優勝・準優勝・三位であった、ハンデの適切さに感心する、それにしても仲の良い集まりでもある。次回は秋に一泊してのプレーが楽しみである。

【添削】

●房総のゴルフコンペや初鰹  塾長

新千葉カントリー倶楽部


花を見て祖母の気配り栗ご飯   雁宕

 今日は楽しみにしていた、同期入社のコンペを新千葉で行った。16名の参加であったが、天気と新緑が迎えてくれた。コースに咲いていたこの木は栗の木でしょうか?秋になると祖母から栗を送って頂いたことを思い出す。

【添削】

●栗の花迎へてゴルフコンペかな  塾長

2011年5月18日水曜日

豊島園-1

  
修行歩に春の献花に笑む地蔵   雁宕

 定例の豊島園(庭の湯)へ天気も良かったので歩いて(片道5Km)行く、途中大江戸線の春日町駅近くにお地蔵様が建立されていた。そのお地蔵様に背中を押されるように歩く。

【添削】

●修行者の供花は卯の花辻地蔵  塾長

2011年5月17日火曜日

埼玉スポーツセンター


春雷にスィングチェック余念なし   雁宕

 20日(金)の日製43会ゴルフコンペに向けて、打ちっ放しの練習場がある埼玉スポーツイセンターへ電車・バスを乗り継いで足を運ぶが練習途中雷を伴った雷雲が通過する、帰りに同じ敷地内にある天然温泉で風邪気味の身体と腰を癒す。

【添削】

●青葉潮ゴルフスイングチェックかな 塾長

2011年5月16日月曜日

Skylon Tower(カナダ)

    
夕焼けにスカイロンタワーのネギ帽子   雁宕

 ナイアガラ訪問時にホテルの窓からカナダ側に立つスカイローンタワーに沈むサンセットを撮る。


【添削】

●夕焼のホテルの窓のカナダ  塾長

2011年5月14日土曜日

磯丸水産-1(池袋)


立夏過ぎ近況語る友の顔   雁宕

 福島の原発事故、連休の過ごし方等話題は豊富であった。被災地の義援の為、東北地方の魚がメニューにあるか聞くが残念ながら置いてなかった。

【添削】

●夏落葉原発事故の話など  塾長

黍魚子(きびなご)

  
きびなごの菊花づくりに舌鼓   雁宕

 久し振りに友人二人と池袋の「磯丸」に行く、今が旬のきびなごを食べる。この魚は中部以南の暖かい海で獲れる鰯の一種できわめて早く鮮度が落ちるが、獲れたてを刺身にした「菊花づくり」は鹿児島の名物だそうだ。

【添削】

●獲れたての初夏の黍魚子箸すすむ  塾長

2011年5月11日水曜日

雪合戦(ナイアガラ)


雪を投げ目標外れ手は口へ    雁宕

 ナイアガラの滝の下で友人の娘が雪を投げたが、大きく左に外れ他の人に当たりそうになった。思わず口に手を当て「どうしよう」であった。(動画からのスナップショットである)

【添削】

●ナイアガラの滝を外れし雪礫  塾長

ピューリッツァー賞と思う!


地獄絵に春ぞ暮れ行く子は何処   雁宕

●津波子を抱へし母や汐まねき  柾樹

 塾長のブログからこの写真を拝借した、被災地の画像を見るたびにこの写真を思い出す。撮った人と母親に敬意を表したい。入手先は分からないが被災者を描いた最高の写真と思う。(被写体には申し訳ない)

【添削】

●子をさがす被災地けふも蟻地獄 塾長

2011年5月9日月曜日

被災地(日立多賀)


被災地の友人一家折れにけり  雁宕

 日立多賀に住み、昔仕事で世話になった先輩が3月11日の地震で家が相当のダメージを受けて故郷の高崎へ帰るとの報を聞く、辛い電話であった。

【添削】

●被災地の家に残りし姫女苑  塾長

大手毬(東青梅)


大手毬拳を上げて進みけり   雁宕

塩船観音寺に向かう途中、知らない家の庭に大手毬が木に咲いていた。5~6Km歩く中で花が背を押してくれるようである。

【添削】

●背を押してくれるがごとしおおでまり 塾長

2011年5月7日土曜日

大勝軒(昭島)

   
遅き日に大勝軒のラーメンか    雁宕

 昭島で友人に会った帰りに駅の近くに「大勝軒」ののれんが目に入った。昔良く通った永福町の「大勝軒」の流れを汲むラーメンで、同じ煮干し味で良いラードを使っているスープは勝っているが、麺のつるつる感(?)が無く永福町に比べて一勝一負であった。

【添削】

●ラーメンは煮干のスープ若葉風  塾長

宗泉寺(東青梅)

  
つつじ盛り二株迎え手を合わす   雁宕

 塩船観音寺に向かう途中、宗泉寺の入り口に高さ2m近い大きなつつじが二つ見事に手入れがされて咲いていた。

【添削】

●階の花は霧島躑躅火の玉ぞ  塾長

2011年5月6日金曜日

塩船観音寺-2(東青梅)


鐘の音に心に響く祖母の声   雁宕

●花の雲鐘は上野か浅草か     芭蕉

 信心深い祖母であったので、この観音寺の隅に置かれていた鐘に祖母を見た。新しい鐘が吊るされていた社殿は一突き100円の志が必要であった。

【添削】

●観音の昏鐘ひびくつつじかな 塾長

塩船観音寺-1(東青梅)


つつじ山火渡荒行懺悔かな   雁宕

近道へ出てうれし野の躑躅かな    蕪村

 前の日(3日)にこの観音寺で火の上を歩く荒行が行われたそうだ。反省の日々を送っているが人生に悔いの無い生活をしたいものである。

【添削】

●荒行や蓮華つつじの火の海へ  塾長

辛夷(こぶし)


こぶし咲き豊作願う田植えかな   雁宕

●花籠に皆蕾なる辛夷かな     子規

 2週間前に近くの庭先に咲いていた辛夷を撮る。田植えの時期に咲くので「田打桜」とも言うそうだ。被災地の事を想い東北地方の豊作を願う。

【添削】

●花ひらく畦の四隅の辛夷かな  塾長

2011年5月5日木曜日

藤の花(東青梅)


●藤の花異国で暮らす子を想う  雁宕

しはらくは花の上なる月夜哉(かな)          
芭蕉

塩船観音寺のツツジを鑑賞しての帰り道端に咲いていた藤の花・山吹・ツツジーーーが見事であった、花を愛する住民気質を感じる、NY・大連で暮らす子を想う。

【添削】

●日本は非対称かな藤の花  塾長

2011年5月4日水曜日

観音だんご(塩船観音寺)

  
ツツジ山花よりだんご食べにけり   雁宕

 昼食抜きで歩いたせいか、無性にお腹がすいたので「観音だんご」を食べる。人気があるそうで、残り7パックとお姉さんが叫んでいた、美味しかった。(3串で270円)

【添削】

●塩船の観音山のつつじかな  塾長

塩船観音寺(東青梅)


山間に大パノラマのつつじかな   雁宕

 五月晴れの連休を利用して塾長から紹介頂いた「塩船観音寺」のつつじを鑑賞した。素晴らしい景観であった。隣の人が大パノラマみたいと言っている言葉が耳に入り、写俳に採用させて頂いた。又、東青梅駅から往復6Kmを歩く。

【添削】

●観音の大パノラマのつつじかな  塾長

肺気腫(昭島)


肺気腫を超える友にも春が来る   雁宕

 塩船観音寺の帰りに7~8年振りに昭島に住む友人に会う、3年前に肺気腫と言う大病に掛かり手術を2回行ったそうだ、足腰は大分弱っていたが1年後に東洋医学の紹介を兼ねて大連に案内することを約束する。

【添削】

●肺気腫の完治の友やみどりの日  塾長

子供の日

   
兜愛心を癒す五月晴れ   雁宕

 定例の庭の湯へ行く、階段中途に飾ってある兜を写真に収める。子供が幼少の頃、母親からベランダ用の鯉のぼりを頂いた事を思い出す。
体力増強の為、行きは5.5Kmを歩くが帰りはバスを利用する。

【添削】

●日本やいのち長久武具飾る  塾長