朝霞ハイデンス

●子育ての思い詰るは春嵐　　　雁宕

1月最後の日の外は低気圧の通過に伴って嵐のような風が吹いていた。ディスカスの餌を買いに朝霞駅に降り立った。この地は結婚して十数年生活した所である、足を延ばして昔生活したマンションへ寄った。

　　

【添削】

　　

●子育ての思い出の家二月早や　　塾長

３０年前の戦士達（六本木）

●鍋囲み30年前の戦士かな　　　雁宕

30年前に、今の携帯電話の基礎になる自動車電話の開発に携わった人が集まって懇親会を行った。

幹事役を務める。

【添削】

　　

●冬終る三十年の戦士たち　　塾長

　　

【三行詩】

　　　

●友集い、シカゴ語りし、六本木　　鳥谷

飲み仲間（日本ビル）

●暖求め懇親会の仲間かな　　雁宕

28日は定例化しつつある飲み会にうつ病に悩む人が加わったが、普段と変わらない姿を見せて頂き安心した。2月下旬に山中湖へ行くことにした、楽しみである。

　　

【添削】

　　

●大寒の親睦会の仲間かな　　塾長

カッコイー男

●人目引き落ち葉巻き上げ黒フォード　　雁宕
　　

何度も大連に行った知人である、最近はプライベートでも大連通いをしているそうである。

プレートは「55 55」でその凝りようが伺われる。

　　

【添削】

　　　

●ぴかぴかの黒いフォード車探梅行　　塾長

人生の先輩（日立多賀）

●終電が気になる酒に寒さなし　　　雁宕

23日の磯原からの帰りに、日立多賀に寄り67歳になる先輩と魚民で一杯やる。

終電を気にしながらの飲み会である、先輩から禁煙の勧めを受ける。最初の2ケ月は辛かったそうである。

　　

【添削】

　　

●終電を気にして一献寒の酒　　塾長

バードウォチング（水沼ダム）

●鳥が舞い冬を迎えるダムがある　　雁宕

友人の車で花園渓谷に行く途中のダムで初めての経験であるがバードウォチングを行った。野鳥の種類の多さに驚いた。（友人は十種類の野鳥を観察したそうだ）

　　

【添削】

　　

●渓谷のダムに集まる冬の鵙　　塾長

小名浜（常磐共同火力）

●小名浜に勤めし頃の身内かな　　雁宕

23日に友人の車で五浦海岸にある美術館（岡倉天心）に案内して頂いた、美術館には入らなかったが裏手にある展望所で岬の先端に位置する小名浜マリーンタワーと実の弟が昔勤めていた石炭の液化プラントを眺めた。

【添削】

●小名浜のマリンタワーや春を待つ　　塾長

ゆずの実（北茨城）

●ゆずの実と先立つ妻の友がいる　　　雁宕

1/23日は仕事の帰りに大学時代の同級生が住む磯原に向かった、16年前に妻を失った友人である。

一人で大きな邸宅に住んでいた。立派な庭にゆづが鈴なりに実っている。

　　

【添削】

　　　

●亡き妻の俤ありて冬の柚子　　塾長

日立電線（高輪寮）

●シャブシャブを囲む笑顔の同期会　　雁宕

1月19日は40年前に入社した仲間29名で同窓会を行った。幹事さんのお陰で最近は年1回（ゴルフコンペは2回/年）同期会を行っている、盛況であった。

　　

【添削】

　　　

●しゃぶしゃぶの鍋に笑顔や同期会　　塾長

送別会（赤坂）

●飲水可思通井戸　　堀内霞秀

●寒風に志折れ再起かな　　　雁宕

1/14日は事業の拡大に多大な貢献をされた常務が退職された、40数名で送別会を行った。

漢詩は（水を飲む際には、井戸堀りをした人を思うべし）日中国交回復の共同声明に引用されている。

　　

【添削】

　　　　

●再起かけ新たな寒の水を飲む　　塾長

初雪

●初雪やジムへ通いし玉の汗　　　雁宕

1/9日に今年始めての雪が降った、お正月で体重が3Kg肥ってしまったので雪のちらつく中スポーツクラブに足を運んだ。写真はWordのアートより入手。

　　

【添削】

　　

●スポーツクラブに足運びをり雪の朝　　塾長

新年会

●激動の戦士集まり新年会　　　雁宕

1月7日は昭和43年に同期入社した人達と現役を一人入れて新年会を行った。それぞれの方の生命力に感心する。

　　

【添削】

　　　

●経国の済民語る新年会　　塾長

姫路城

●年の瀬に休城空し天守閣　　　　石本

●白鷺が初春に向け活気運ぶ　　石本

●白鷺を息子と仰ぐ白亜城　　　　雁宕

友人が昨年の12月30日に島根への帰省途中に息子の希望で姫路城へ寄った、しかし休館日で天守閣には上れなかったそうだ、微笑ましい親子である。

頂いた写真は空の色・白の強調等多少加工を施した。

【添削】

　　　　　　　　　　　　

●山眠る白鷺城の天守閣　　塾長

ディスカスの成長

●年が明け日に日に育つディスカスか　　　雁宕

昨年24日に孵化した稚魚も10日が経った、3日前からブライングシュリンプを与えているが順調に育っている。稚魚が親のミルク（体液）をむしり取っているので、親魚の体が心配である。近々に親と子の隔離を考えたい。

　　

【添削】

　　

●日に日に育つディスカスの御慶かな　塾長

箱根駅伝

●沿道の風景を追う東海道　　　雁宕

新年2日、3日と箱根駅伝が放映されていた、湘南育ちの自分には沿道の風景が気になってしまう。

　　　　

【添削】

　　　

●箱根路の襷の重し三日かな　　塾長

夕日

●南国に夕日が映える島がある　　　雁宕

暮に電子化された写真を整理していたら、数年前にグアムへ旅行した際撮った写真が出て来た。夕日と日の出の違いの区別は難しい、夕日も明日を考えると朝日である。

当時、現場で詠んだ句：「サンセット明日昇る火に夢がある」であった。

　　

【添削】

　　

●新年の夕日に祈る男かな　　塾長

謹賀新年

●変革の新年迎え手を合わす　　雁宕

新年にアメリカはエースを投入して国の変革を行う、人為的経済不安はこれで解決出来るであろう、日本も頭脳明晰な政治家の出現が待たれる。

　　

【添削】

　　

●新年の拍手ふたつ天地人　　塾長